これだけ世の中が倍返し、10倍返しに期待していると、それを盛り込まないと視聴者は納得しないので作る方も大変ですよね…(笑)
今回は第2章のスタートなので、紹介に終始し、いくら枠大しているとはいえ、倍返しまでは…と思っていたら、
どっこい、ちゃんと倍返ししてくれましたね。相手はまだ小物ですけど…
TBS 日曜21時
「半沢直樹」第6話
主演…堺雅人
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄
これだけ視聴率が高いのであらすじに関しては細々と書きません、あしからず。
感想を中心に書いていくと、本店が舞台になったことで回収すべき金も5億から120億につり上がり、スケールは大きくなってきましたね。
回収に加えて、経営の再建、さらにリベンジに燃える黒崎(片岡愛之助)率いる金融庁の検査への対応と、
半沢直樹にかかる負荷は更に大きくなってくるわけです。
何しろ頭取(北大路欣也)命令の仕事ですからね。
いや~、北大路欣也のオーラ、やっぱり半端ないです。どんなに大勢並んでもセンターに置かざるをえない存在感。流石!
今回倍返しの対象にされた京橋支店課長代理の古里〔こざと〕、演じていたのは「救命病棟24時」でセンター長を憎々しく演じている手塚とおる。
個性的な舞台俳優さんですが、古里が融資依頼に来る近藤(滝藤賢一)をネチネチいびるあたりは、第1章の小木曽(緋田康人)を思い起こさせる小悪人のイヤらしさでしたね。
「オギソ~!」とか「コザト~!」とか半沢に怒鳴られる時にイヤなやつの名前っぽくていいですよね。
(もし、その名字の方いたらゴメンナサイ)
今回はとりあえず悪のピラミッドの末席をこらしめましたが、
その先には貝瀬支店長(川原和久)、その前任だった岸川(森田順平)さらに前の大和田(香川照之)といるわけで、
早くも大和田に宣戦布告してしまう半沢のケンカ腰には早いな~と感心。
簡単にはしっぽをつかませそうにない大和田の面の皮の厚さが、何とも強敵然として、
親の敵討ちをするシーンが今から楽しみでなりません。
あと、
近藤が肩身の狭い出向先でプチ倍返しをしたのも良かったですね。
今回の評価は…
よくこういう人を選んでくるなと、キャスティングの妙を感じました。
とにかく悪役が良くないと、このドラマ面白くないですからね。
見るからにイヤなヤツというびじゅ
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