進の兄へのコンプレックス…「独身貴族」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回、守(草なぎ剛)やゆき(北川景子)の心のありようが分かって、初回より良くなりましたが…




今回はもう1人の重要な人物の進(伊藤英明)の心のありようがわかる回でした。





フジテレビ 木曜22時
「独身貴族」第2話


主演…草なぎ剛
脚本…佐藤嗣麻子
演出…平野眞



映画作りへの純粋さから前回、大物脚本家のシナリオと偽ってゆきのシナリオを出したことを明かし、ゆきのシナリオを取り戻し配給会社の部長(梶原善)を怒らせた守。



進が謝りに行き、今後の付き合いは無くすという事態は回避しました。
おそらく今までにも何度もこんなことがあったであろう進。




偏屈な守より社交的な進の方が社長になればいいのに…と言われてきたのですが…




食事に誘った進がゆきに心を許し、語った話では、映画への思いや作る才能を見きわめて父親は守を社長にしたことが分かっていて、




そんな守にコンプレックスを持ちながら進はこれまで来たのでした。
同性の兄弟が抱く感情の複雑さは、私めも男兄弟でしたので分かります。




進がことさら明るく社交的にふるまう裏側にあるナイーブな一面、これを見せられると女性は弱いでしょうね。




BGMに流れていた「モダンタイムス」の「スマイル」が切ない雰囲気を盛り上げていました。




このドラマは映画音楽を効果的に使ってますね。



一方、守の方はゆきにシナリオの手直しを頼まれ、純粋に張り切っていて、



自分には他人に近づいて欲しくないパーソナルスペースがあると進に言っていた割には、やたら近い距離でゆきと一緒にシナリオを直すのでした。




ゆきをめぐる2人の行動の対比がよくきいていました。




ただこのドラマ、不満な点も多く、いかにも素人演技の叔母役のデビ夫人が出てくるとシラケるし…



逆に進を慕う社員役の蓮佛美沙子が大して出番もなく、機能していないのが不満です。




今回の評価は…3




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