前回せっかく良かったのに、今回はこのドラマ本来の良さからちょっと遠ざかる出来でした。
なぜダメだったか?
1つはスペシャル版だからこそ登場して良かった別府判事(広末涼子)がレギュラー版に再登場したことによる弊害。
もう1つは古美門(堺雅人)に対立する羽生(岡田将生)を敵役にはしたくないスタッフの配慮によってもたらされる手ぬるさです。
フジテレビ 火曜21時
「リーガルハイ」第4話
主演…堺雅人
脚本…古沢良太
演出…西坂瑞城
現在、関東地区では夕方に第1シリーズの再放送をやっており、家内が昨日録画したのを見ているのを私めもつい見てしまいました。
第1シリーズの中でも私めが好きな第8話の天才子役vs.ステージママの回だったからです。
いや~、惚れ惚れするほど良い出来でした。
それを見てから今回のを見てしまったせいもあるでしょうが、どうも感心できない仕上がりだったように思いますす。
裁判のテーマは、隣り合わせの家に住む主婦同士のトラブル。
となりの芝生は青い…という嫉妬心をひねりをきかせて見せたわけですが…
まず、別府判事を出したことで、古美門の毒っ気が軽減されてしまうのが不満でした。
スペシャル版の変化球として登場して、古美門を苦しめるならわかりますが、
せっかく前回で形ができたレギュラー版にこんなタイミングで登場させられても困ってしまうんです。
古美門は羽生との対決だけでなく、別府の裁判所内での立場も汲み取って、別府も押さえ込む…
対立関係の軸が2つになってしまうことが、全体をぼやけたものにしてしまいました。
そして、もう1つ問題は、こちらは今後にも関わってくることですが…
羽生が裁判での勝敗に敗れても、裏で手を回して被告も原告もハッピーな方向へ進むようにはからって…
それで古美門に一矢報いて喜ぶという展開。
これって岡田将生をみじめにカッコ悪く見せないための配慮では?
私めの思い過ごしなら良いのですが…
ラストのもうひとひねりという、このドラマならではの毒っ気が薄れてしまうようで心配でなりません。
今回の評価は…あえて辛めの
Android携帯からの投稿