このドラマらしい苦い最終回…「刑事のまなざし」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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秋ドラマの満足度ランキングを作るため集計をして今さらながら気づいたのですが、忙しさにとりまぎれて、「刑事のまなざし」の最終回の記事を書き損じてました。





下書きしたものをうっかり削除し、そのままにしてしまったようです。お恥ずかしい…






遅ればせながら満足度ランキングの発表前に書いておきます。





TBS 月曜20時
「刑事のまなざし」最終回


主演…椎名桔平
脚本…岩下悠子
演出…吉田健




前回からの続きの話で、連続無差別殺人の犯人として逮捕された信吾(窪田正孝)が3人目の被害者の女性は殺してなくて、




自殺だったのに、遺された幼い息子が、やはり母親が自殺しそれが自分のせいと責めるあまり傷つき歪み殺人者になった自分のようにさせないために、さも自分が殺したように見せかけたのでした。




…で、その子は信吾の父親を誤って死なせてしまい、刑務所に入っていた秋彦(柏原収史)が引き取ることになるのでした。




そこは救いがありましたが、実際に信吾がただ幸せそうだから殺した被害者はただ幸せなのではなく、事情を抱え生きていた人たちだとわかったのは、
どうにもやりきれないものがありました。




鬱屈した暮らしの中であがいていた信吾を今回も窪田正孝がナイーブに演じて力を発揮していました。




今まさに成長株で来年も引き続き注目すべき人ですね。




夏目(椎名桔平)の娘を襲ったのは誰なのか結局分かりませんでした。また続編を作る気なんですかね。
もしまた見られるなら喜ばしいですが…




今回の評価は…4




このドラマあまり期待はしてなかったのですが、刑事ドラマを好かない私めでも見てしまう秀作でした。




何より犯人が誰かという謎解きより、なぜ殺さなければならなかったか?など人間ドラマを重視し、じっくり丁寧に描いているところが良かったです。




脚本の岩下悠子、大石哲也いずれも優劣つかずいい脚本でした。




キャストも久々に主演の椎名桔平が出しゃばらず助演者やゲストを引き立たせる演技を見せ、この作品の世界観をしっかり構築していました。




人を疑う刑事になっても、人を信じようとする法務技官時代の精神を忘れない主人公の独特の姿勢は魅力的でした。




夏目をとりまく要潤、北村有起哉、松重豊らも絶妙なアンサンブルで主人公を支えていたのも好感が持てました。








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