犯人を生かすか殺すか…「S-最後の警官」第 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これまで警視庁には犯人が人質を取って立てこもるような事件には、SATという犯人を殺してでも人質救出をめざす特殊部隊と、SITという犯人と交渉し投降を促す(「緊急取調室」で冒頭に天海祐希がやってましたね)部隊があったわけですが、





もう1つ交渉の余地のない犯人の生け捕りをめざすNPSという「第3のS」を作ろうということになり…



TBS 日曜21時(初回は20時54分~)
「S-最後の警官」第1話

主演…向井理
脚本…古家和尚
演出…平野俊一




初回を見て一番感心したのは実は撮影。「SP」のように映画っぽい映像だな…と思い、エンドロールを見て納得。



三池崇史や三谷幸喜の映画のカメラマンである山本英夫が撮影監督として入っているんですね。




だから事件現場の緊迫感が映画的な迫力で、実によく撮れていて、




遠隔射撃で手りゅう弾を飛ばすみたいな、え~ウソやろ~ってシーンもしらけず見せる格好良さがありました。





原作が劇画だけにやはりハッタリかました部分が多くなりそうで、ラストの隣りの部屋から壁を拳でぶち抜いて犯人をぶん殴る…なんてことを、スゲ~と素直に感心するか、そんなアホなとしらけるかで、このドラマの評価は分かれそうです。




私めは三池崇史のバカバカしいほど大げさな演出は好きでしたから、山本英夫のカメラによる今回のドラマも素直に楽しめそうです。




第2に良かったのは主人公神御蔵(向井理)と対峙する存在であるSATの天才スナイパー蘇我を演じる綾野剛。




切れ長な目は綾野剛の武器ですが、それが生かされる適役です。




向井理は見た目が熱血漢っぽくなくて損しているのに比べ、見た目どおりで得をしています。




その向井理ですが、初回は可もなく不可もなくというところ。




相当この役のため鍛えたんだろうな~という努力はうかがえましたが…




しかし、このNPSって部隊、そんなに活躍の場ってあるんだろうか?




今回SITは出てきませんでしたが、3つも現場にいるとややこしいから、無視しちゃうんですかね。
まぁ…いいですけど。




今回の評価は…4



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