これじゃ泣けないな~「明日、ママがいない」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「エンドロールに脚本より前に「脚本監修 野島伸司」とあり、なるほどな~といろいろ納得しました。




このドラマは坂元裕二脚本の「Mother」「Woman」の路線ではなく野島伸司脚本の「家なき子」「聖者の行進」の路線なんですね。




三上博史が子供たちにつらく当たる施設長を演じると知って、薄々予測はしてましたが…




日本テレビ 水曜22時
「明日、ママがいない」第1話

主演…芦田愛菜
脚本…松田沙也
演出…猪股隆一




芦田愛菜が演じる主人公のあだ名が
赤ちゃんポストに入れられてたから
「ポスト」で、初回放送後に実際の赤ちゃんポストの施設から放送中止の要請があった…ということで話題になってますが、





まぁそれも無理はないわな…という内容でした。




何しろ施設長が施設の子供たちにお前らはペットショップの犬だ…って言うセリフがあったり、



母親に邪魔にされ新しく施設に入ったドンキ(鈴木梨央→「Woman」で満島ひかりの娘役だった子)がポストに言う「アンタなんかポストに入れられて、お母さんの顔も知らないくせに…」みたいなセリフがあったり…




そこだけ取り上げたら、なんてひどいと良識派の人たちが怒るに違いないところが随所にあるわけです。




そのあたりが野島伸司の確信犯的な仕掛けで、刺激的なことで引きつけておいて、実はね…って部分も用意してあって…。




施設長もただ悪い人ではなく、何か理由があって子供たちを1人でも多く里親に引き取られるよう、わざと辛く当たっているらしい含みはあるわけです。




じゃなきゃ、里親の同情を引くように涙流してみせろ!と命じて、子供たちに泣き方のダメ出しをするところとかアウトですからね…




ポストはいともたやすく涙をこぼして
みせ、芦田愛菜すごい…と感心します。




今回のドラマでは鈴木梨央が健気キャラで、芦田愛菜は大人びて醒めてるひねくれキャラ。どちらも力量を発揮してうまいんですが、




相部屋のもう2人の女の子は力量が劣るため、ちょっと学芸会くさい演技になっているのは残念でした。



おもらししてしまうパチは「とんび」で評判になった五十嵐陽向だったり、ラーメン屋に引き取られるダイフクは映画「クロユリ団地」の田中奏生だったり、ポストのクラスメートの男の子は「名前をなくした女神」の藤本哉汰だったり…と名子役大集合って感じではありました。




今回のようにいろんなアブナい里親が出てくるんでしょうか?
批判を浴びてあたりさわりないドラマになってしまったら、残念な気もするドラマです。




今回の評価は…3







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