あきらめない生き方…「僕のいた時間」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ALSの症状が進むことで、自由が奪われ

いろいろとやれないことが増えていく拓人(三浦春馬)。





しかし、それをネガティブに考えてあきらめるのではなく、

今できることを精一杯にやろうという…

病気と向き合いながら「今を生きる」姿に心打たれる回でした。






フジテレビ 水曜22時

「僕のいた時間」第6話



主演…三浦春馬

脚本…橋部敦子

演出…葉山裕記






前回から1年半が経過し、拓人の症状はかなり進み、

車椅子の生活になっています。





母親の佐和子(原田美枝子)も世話をしに、頻繁に来ているようですし、

親友の守(風間俊介)も遊びに来ては外に連れ出してくれているようです。





職場でも症状の進行にあわせて、できることを任せてくれているようで、

いろんな人のサポートを受けて、明るく今を生きる拓人の姿にほっとするとともに、





「今を生きる」ことをいかにおろそかに生きているかをわが身に振り返って

考えさせられてしまいました。






そんな拓人とは対照的に弟の陸人(野村周平)は

自分の生き方に疑問を感じ、大学に行かずひきこもり状態。





人を怒らせて問題を起こしても常に母親が尻拭いしていたために、

人の心証を害する物言いしかできない人間になり、

人付き合いが下手で親友もいないようなのです。





それで大学でも人間関係がうまくいかず、

そもそも医学に興味が持てないことにも気づいたようで…






このままいやいや生きていくことに息詰まりを感じた陸人は、

車椅子で好きなサッカーに打ち込み、

今を前向きに生きる兄の姿に心動かされ…





自分の抱えてきた苦悩をすべて明かします。

この兄弟のシーンは、受け止める三浦も吐き出す野村も好演で

心打たれるシーンでした。






ALS患者を介護する恵(多部未華子)は、患者同士のつきあいから

拓人と再会します。





繁之(斎藤工)から婚約したことを聞いていた拓人は、

別れてからALSが分かったんだと優しい嘘をつきますが…






恵にはそれが嘘と分かったようで、

拓人が別れを切り出した理由を感じ取ってしまうのでした。






結婚して母親(浅田美代子)を安心させたい恵としては、

病死した父親と同じ病身の拓人とよりを戻すのは

葛藤があるでしょう…






繁之と暮らすことにした部屋の床を磨きながら

涙する恵と机に置かれた婚約指輪が意味深でした。






このドラマ、いろいろと考えさせられる深いドラマになってきています。






今回の評価は…4