命の重さは平等ではない…「Dr.DMAT」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

もっと以前にこういうエピソードの話があったら良かったのに、

今さらそこ?というテーマではありました。

第8話にやる話ではないですよね。






ただ見ごたえはありましたけどね。

1つのテーマをじっくり描いたという意味では…。







TBS 木曜21時

「Dr.DMAT」第8話



主演…大倉忠義

脚本…吉澤智子、穴吹一朗

演出…福田亮介






前回は犯人と被害者のどちらを先に搬送するか?

で葛藤した響(大倉忠義)は、今回はさらに

命の重さに重い、軽いはあるのか?という事態を

つきつけられます。






同じ病状で運び込まれたフリーターと人気評論家。

フリーターは保険にも入っていないし、医療費も払えないので

すごすご退院し、人気評論家はVIP扱いで特別室に入院し、

他の検査も重ねる。







その次は爆発に巻き込まれた財界の大物とホームレス。

DMATが出動し、響が診たホームレスの方が先に搬送すべき

状態だったのに、





院長(國村隼)の指示で小曾根(佐藤二朗)は会長の方を先に

搬送します。

10分待たされたホームレスはその後の処置に甲斐むなしく

亡くなってしまいます。






院長に食ってかかった響でしたが、

命の重さは違う、それが現実だ…ときつく言われてしまいます。






まあそれはそうなんですけどね…

難しい問題ですよね。

実際の現場ではどうしているんだろう?とか考えてしまいました。






前回といい今回といい、

食ってかかる大倉に立ちはだかる國村隼が

やはりいいいですよね。






きっとこの院長もこれまで葛藤があった上で

若い響に言い聞かせているのがよく分かる演技です。






…で、最後は視察先で地震にあい、鉄板の下敷きになった

次期総理候補の議員と第二秘書。






響は第一秘書(デビッド伊東)が議員を優先させろと

ギャーギャー言う中、第二秘書を優先させます。






まァこの場合、議員はクラッシュ症候群とかをおこしていて、

すぐ搬送すると危ないからだったんですけどね。





だったらその場で説明すれば第一秘書も引き下がっただろうに

後ばらしにして、文句を言ってきた第一秘書を院長と一緒に

やりこめてしまいました。





その方がドラマとしては面白いですからね。

最初の頃のウジウジ演技に比べたら、

大倉忠義が格段に凛々しく見えます。

不思議なものですね。






今回の評価は…4