田中圭が遂に本領発揮…「夜のせんせい」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは老若男女さまざまな芸達者の役者が生徒役をしていて、それぞれメインの回は見ごたえがあるのですが…







今回はIT企業社長の上武(田中圭)がメインの回。若手の中で屈指の演技派である田中圭がその本領を発揮し、実力を見せつけました。








TBS 金曜22時
「夜のせんせい」第9話


主演…観月ありさ
脚本…林宏司
演出…山室大輔







このところ目立った活躍のなかった上武。
それには理由があって、上武が一代で築き上げた会社が外資系企業に狙われ…







その買収を阻止するために金策に追われていたのです。







外内(笹野高史)が大企業の元会長と知ると、投資する気で金を出して欲しいと土下座までします。







友だちとはビジネスはしないと外内につっぱねられてしまうと、クラスみんなに悪態をついて出て行ってしまいます。







事態は悪化し、遂に社員たちに解任に追い込まれる上武。
実は上武のワンマン経営と世間での悪評に嫌気がさした社員たちが裏で仕掛けた買収だったのです。







知人を信じて借金の保証人になり、親代々の家具屋をつぶしてしまった父親のようにはなるまいと、






勝ち組になることをめざし、しゃにむに働いてきた上武は絶望の淵に立たされます。







このあたりの境遇の変化を田中圭が気迫の演技で見せ、グイグイ引き込まれました。






クラスリーダーとして華(蓮佛美沙子)の涙ながらの訴えで、クラスメートたちも暴力団に狙われている可能性のある上武を探しに行くことに…。






自殺まで考えていた上武は大沢(山本耕史)と山田(高橋一生)に拉致され、クラスの授業に戻らされ…






いつもと変わらないクラスの授業風景に涙するのでした。





肩に力が入ったまま生きていた男が、ようやく手にした自然体の人間関係がそこにあったのです。







蓮佛美沙子の涙の呼びかけも良かったし、





ラストにおまけのように聞けた堀内敬子の歌声も、さすが元劇団四季!の美声で堪能しました。






今回の評価は…4



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