しみじみと泣けた最終回…「夜のせんせい」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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学園ドラマの最終回の卒業シーンは

とかく涙がつきものですが、このドラマの場合、

定時制でそれぞれの人生がそこに関わっているだけに…






それぞれが前に踏み出すことができた各自のエピソードを

思い返し、しみじみとまた感動のできる最終回でした。






TBS 金曜22時

「夜のせんせい」最終回



主演…観月ありさ

脚本…林宏司

演出…生野慈朗




最終回ではヤクザの大澤(山本耕史)が組長に命じられ、

敵対する組長を殺さなければならないピンチから、





クラスメートがみんなで協力して救ってあげる…という展開でした。





桜(観月ありさ)が騙されたように私めもあっさり騙されましたが、

台詞にもあったように、まさに映画の「スティング」でしたね。






これまで陰ながら寡黙にクラスメートたちの苦境を救ってきた

大澤だけに仲間の結束も強かったわけですね。





プライドの高かった上武(田中圭)がゴミ捨て場をあさってまで

探してくる変わり様は微笑ましくさえありました。





みんなで卒業するぞ…と大澤が上武に言った言葉のとおり

誰も脱落し退学することなく卒業を迎えられました。





卒業後どうなったかを1人1人丁寧に見せてくれたのも

嬉しいおまけでしたね。






それぞれが前向きに生きている姿は、

まさに桜先生にとっての「誇り」でした。






それにしても桜がお堅い家の娘だったというのは意外でしたね。

ちょっと唐突な気もしなくはなかったですが…






ただ人を褒めようと思ったというのは、

確かに桜はいつも生徒を褒めていたなと思い返され、

ちょっとグッときましたけどね。






今回の評価は…4








総評としては、ちょっと生徒の数が多すぎて

それぞれのキャラがわかるまでに回数がかかり、

それがネックではありましたが…






大半のキャラがわかってからの後半は、

生徒同士がお互いに救いの手をさしのべる姿が

感動的で、






あまり前面にしゃしゃり出ない桜先生の姿勢も

良かったと思います。






芸達者の演技を堪能できるドラマでした。