昔はそんな言葉はなかったものですが、最近使われるようになった「ブラック企業」という言葉。
学生を大量採用して不当な労働条件で使いつぶしながら会社は成長していく企業を指すわけですが…
このドラマは、自分の会社がブラック企業だという自覚のないワンマン社長(沢村一樹)が、経営学を学び直すために大学に入り、学生と付き合うことで変化していく姿を描くようです。
8日スタート
フジテレビ 火曜22時
「ブラック・プレジデント」
主演…沢村一樹
脚本…尾崎将也
演出…三宅喜重、小松隆志、白木啓一郎
脚本、演出、そして安藤和久プロデューサーのトリオは、阿部寛主演で「結婚できない男」「白い春」を作ったチームで…
社会と適合できない男が変化していく姿を巧みに描いてきました。
今回は主演が沢村一樹で、そこにややインパクトはないんですが、傲慢で毒舌家の社長が、ゆとり世代の大学生の中で起きるギクシャクは面白くなりそうな気はします。
沢村一樹もコメディセンスはありますからね。
作品のテーマ自体は誰しもに興味深いものではないだけに、いかに主人公が個性的で魅力があるかが､かなり重要になってきます。
ただのイヤなヤツだと早々に視聴者は離れるでしょう。
沢村一樹の社長を取り巻く脇には…
社長にとかく反発する気の強い経営学講師に黒木メイサ。
有能な秘書に国仲涼子。
腹にいちもつありげな専務に永井大。
社長が入る映画サークルの部員に
門脇麦、永瀬匡、高田翔
門脇麦は注目すべき新進女優です。
社長の母親に白川由美、妹に青木さやか。
青木さやかの女優ぶった感じ、イヤなんですけどね。
さて、視聴率予想ですが、
連ドラ3本が並ぶ枠で、TBS「なるようになるさ。」にはかなわず、8～9％で最終的に落ち着きそうです。
今のフジテレビには地力がありませんからね。
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