同じクールの中でテーマや主人公のキャラが似通ってしまう、いわゆる「ネタかぶり」はたまにあることです。
例えば、前クールでは「三匹のおっさん」と「天誅」がこともあろうに同じ枠で共に悪人をこらしめるというテーマのネタかぶりがありました。
今クールでは最も深刻なネタかぶりはこのドラマで…
9日スタート
フジテレビ 水曜22時
「SMOKING GUN~決定的証拠~」
主演…香取慎吾
脚本…酒井雅秋
演出…村上正典、佐藤源太
ネタかぶりしたのはTBS月曜20時の北村一輝主演「ホワイト・ラボ」。
警視庁と民間の研究所との違いはあれ、どちらも科学捜査で事件を解決するというテーマで…
主人公は科学捜査の腕は一級だが変わり者という設定。しかも髪型を気にせずもじゃもじゃ頭というビジュアルまでかぶっているのです。
ありゃりゃ~という事態ですね。
おのずと比較されることになりそうです。
というわけで、香取慎吾演じる主人公の流田縁はかつては警視庁科捜研のエースだったが、今はなぜか民間の科捜研で働いている。
法律や警察では扱ってもらえない事件に悩む弱者のために難事件に挑む…というドラマ。
こうなると重要なのはどんな事件をどう科学捜査で解決するかの脚本の出来具合。
そして、主人公とそれを取り巻くキャラの魅力。
香取慎吾はあまりキャラを作りすぎるとわざとらしくなるし、その兼ね合いが難しい役者。最近の主演ドラマではそれがあまりうまくいってません。
予告スポットを見る限りでは、今回もビミョーな感じはします。
普段のグータラさと仕事でのキレ者ぶりのギャップがうまく出せれば良さそうですが…どうでしょうか?
周りのキャストは…
豪快で姉御肌の所長に鈴木保奈美。
過去に流田と因縁のある刑事に谷原章介。
科捜研での同僚で今は恋人に倉科カナ。
流田に父親の謎の死の真相究明を依頼する娘に西内まりや。
流田にこき使われる学生バイトに中山優馬。
…といったメンバー。
こちらも微妙な感じがしなくもありません。
フタをあけてみないと作品の出来がわからない作品です。
視聴率予想は…裏の日本テレビの杏主演ドラマとは互角の戦いをしそうです。
10~11%といったところでしょうか。
日本テレビにはちょっと負けると思います。
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