これなら見られるな…と安心しました。
初回のように主人公の石川(小栗旬)が会話する死者が
殺された被害者で犯人が誰かを教える…という展開だったら、
もうシラけて見てはいられないなと思っていたんで…
死者といってもいろんなパターンでいくというわけですね。
テレビ朝日 木曜21時
「BORDER」第2話
主演…小栗旬
脚本…金城一紀
演出…橋本一
今回、石川がその姿が見え会話をする幽霊は少女ばかり殺す連続殺人犯。
もう少しで逮捕という時に自殺した村上(丸山智己)という男。
その男、死ぬ前に「もう1人いる」と意味深の言葉を残す。
もう1人殺されかけている少女がいるのでは?
石川は村上に7人目の少女がどこに監禁されているか
村上から聞きだそうとします。
死者と駆け引きするという展開が面白く、
ナルシシストだった村上の性格を見越して
しゃべらせるというのがしゃれていました。
死者と話す時もごくナチュラルのままである
小栗旬の演技が光っています。
初回は騒々しかった同僚役の青木崇高が今回は
抑えぎみだったのも、小栗の演技に併せてのもの
だったのでしょう。見やすくなりました。
途中何度も流れる音楽といい、非現実的なのに
うまく盛り上げてくれていて、個性的な刑事ドラマとして成立しています。
ラストにまたも「もう1人いる」という言葉が蒸し返され、
村上の幼い息子が「オーメン」のダミアン(懐かしい…)ばりに
不気味な表情を見せた終わり方も独特でドキッとしました。
今回の評価は…