続編の難しさ…「続・最後から二番目の恋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ハリウッド映画でもよくあることですが、
ヒットした作品の続編って、なかなか前作を超えることは少ないですよね。





大抵、変えなくていいところを変えてしまったり、スケールアップして逆に元の良さを損なったりしてしまうものです…





そんなことが気になりつつ見た続編の初回ですが…






フジテレビ 木曜22時
「続・最後から二番目の恋」第1話


主演…小泉今日子、中井貴一
脚本…岡田惠和
演出…宮本理江子





まず冒頭から結婚披露宴の打ち合わせに来ている和平(中井貴一)と千明(小泉今日子)のやりとりが延々続きます。






このドラマ一番の見せ場が2人の絶妙な口喧嘩で、それを冒頭から惜しみなく見せるところにまず驚きました。








しかも、2人が前作の後に流れた年月で親密になり結婚に至ったかのようなミスリード。

引き出物を鎌倉彫のお盆にするかどうかで、まず千明が文句を言い、それに和平が応戦する。






長倉家での会話で、実は結婚するのは真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)で

和平と千明は代理で来てるだけと分かるんですが…






千明の引き出物への持論は、同感できるところが多くて

岡田惠和脚本のセリフがびしびし響きます。





あ~またこれが見られるのかと嬉しくなった反面、

前作から変わった部分もあるわけで…





千明は年を重ね副部長になって現場より管理する側に…

和平は鎌倉が世界遺産登録に失敗、その責任というわけではありませんが

新市長(柴田理恵)の秘書課長も観光推進課長と兼ねることに…





さらに和平の娘のえりな(白本彩奈)は中学生になり、彼氏らしい男の子もいるし、

父親にもより反抗的に厳しくなっています。

前作よりえりな役の彩奈ちゃんが急に身長がのびたのを見てびっくりしました。





特に千明の職場での立場の変化は、千明の心に寂しさを生んで、

そんな時に元カレ(加瀬亮)が現れ、またぐらついてしまうようです。





一方の和平は、えりなの彼氏の母親(長谷川京子)が気になる存在に…。

彼女は千明とは対照的な可愛らしい天然キャラ。





なんとなく先は見えていますが、まぁ楽しませてくれればそれでいいかな…と。






初回を見て不満は、あまりに強引な展開のフランスロケ。

小泉今日子が行きたかったから?なのかはわかりませんが、

このドラマにはそぐわないな…と。





まぁ初回だから派手にしたかったというスタッフの意図も感じなくはないですが…。






続編だからといってあれこれ変えようとせず、

前作の良さをよく引き継いで欲しいと願うばかりです。






相変わらずの一条さん(織本順吉)にはほっとしました。






今回の評価は…4