連続ドラマは始まって3話くらいは見ないと、
そのドラマがどういう方向を狙っているのかが見えてきませんね。
ただ、最近は視聴者の皆さんの我慢がきかなくて、
初回だけ見て「あ~もう見なくていいや」と切り捨ててしまう傾向が
強くなってきているのは、残念なことに思います。
フジテレビ 月曜21時
「極悪がんぼ」第2話
主演…尾野真千子
脚本…いずみ吉紘
演出…林徹
このドラマの場合だと初回はいろいろ説明が必要で、
やけにガチャガチャした感じはありましたが、
今回はヒロインの薫(尾野真千子)が借金返済のために
小清水経営コンサルタントで働きながら金を稼がないといけない…
という設定がひとまず落ち着いたので、だいぶ見やすくなりました。
しかも、悪いヤツに金をまきあげられた弱者、
今回だと印刷屋の橋呉さん(笹野高史)を助けてあげる展開になり、
痛快な要素もあるのだ…ということもわかりました。
タンカをきる尾野真千子は彼女らしさが出ていいように思います。
百戦錬磨の金子(三浦友和)や冬月(椎名桔平の)言いなりには
ならない…その骨太さがこのヒロインの魅力になりそうです。
三浦友和が苦虫をかみつぶしたような顔で
どっぷり裏稼業につかった小悪人を楽しそうに演じています。
また前クール、「明日、ママがいない」でほとんど話さないロッカー役を
演じていた三浦翔平が、たまった分を吐き出すように、調子のよさ丸出し、
クズ男の役を嬉々として演じているのが印象的です。
三浦は養護施設の寡黙な青年やエリートサラリーマン、雑誌記者などなど
いろんな役を演じてるんですね。なかなか器用な役者さんです。
今回の評価は…