苦い結末の敗北パターン…「BORDER」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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毎回いろんなパターンを見せてくれるドラマですが、






今回はまさかの犯人を捕まえられず、国外逃亡されてしまう…というパターンで、刑事ドラマのセオリー破壊を狙ったような回でした。





テレビ朝日 木曜21時 5/22放送分
「BORDER」第7話


主演…小栗旬
脚本…金城一紀
演出…橋本一





大学生がひき逃げで殺されますが、犯人は元警察官僚である外務大臣のバカ息子(矢野聖人)。






目撃者や関係者には裏から手が回って、掃除屋と呼ばれるもみ消しのプロが、口封じをしてしまいます。






この掃除屋を演じたのはドラマーの中村達也という人で、無気味な存在感で異彩を放ってました。







目には目を…と石川(小栗旬)は情報屋やサイモン&ガーファンクルを使って、切り崩しにかかりますが、






同乗者の女子大生も自殺に見せかけ殺されてしまい、結局犯人も掃除屋ともみ合っている間に海外へ逃亡。







ついに逮捕できないまま、石川は被害者の霊に詫びを入れるのでした。






普通の刑事ドラマではありえないパターンで、そんな掟破りも堂々とやってしまうところがこのドラマの異色作たるゆえんです。






汚いもみ消し工作に熱くなるあまり、情報屋やサイモン&ガーファンクルに汚い手段を頼んで拒まれるくだりも、





ダークサイドに行きそうな石川をとどめてくれる仲間たちの一見ドライな思いやりを感じる良いシーンでした。





第7話の評価は…4


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