分かっちゃいるけど…「ルーズヴェルト・ゲーム」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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原作を読んでいた私めには最後どうなるか分かってはいましたが、






極力、頭をまっさらにして、ドラマの流れに身を任せて見たわけです…






TBS 日曜21時
「ルーズヴェルト・ゲーム」最終回


主演…唐沢寿明
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄




会社部分は東洋カメラにイツワ電器とどちらが採用されるかのコンペ

野球部の方は廃部は決まっているものの、イツワ電器野球部と決勝戦で最終対決。






その2つの戦いを、青島がどちらも勝つと分かっていながら見守り、溜飲を下げる最終回でした。





どちらもそれなりに感動できたわけですが、野球部の方は沖原(工藤阿須加)に、コンペの方は頑張った神山技術部長(山本亨)に肩入れして見ているからこそで…






連ドラにおけるエピソードの積み重ねの大事さを改めて痛感しました。






故障して退部をしなければならず、感動の挨拶をした萬田(馬場徹)が応援に来ていて、ピンチにスタンドから喝を入れるシーンなどはその最たる例でした。







ただ、あの憎々しい如月(鈴木伸之)が割にあっさりと改心したのには拍子抜けしたのと、






こんな肝心な最終回までイツワ電器の監督役の森脇健児や、社長秘書役の平井理央が台無しにしてる部分は残念でなりませんでした。





しかし、最後においしいところを香川照之演じる諸田が持っていきましたね。
900度違う!には笑いましたよ。





♪青島~青島~が耳について離れません。


大学時代、神宮球場で仲間と肩を組んで校歌を歌ったのを思い出しました。







今回の評価は…4






総評としてはやはり社長を無理に主人公にしたことの弊害がついて回った作品でした。






工藤阿須加の沖原があまりに良かったために野球部分と会社部分を見るテンションに差が開いていき…







そこに溝ができたように思います。








「半沢直樹」でつかんだ成功の法則をムリに持ち込もうとする意図が見えてしまうのが、かえってこちらが萎える原因でもありました。