ピリピリ松雪×癒やしの伊藤…「家族狩り」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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もっと重苦しいものになっているのかと思っていたので、さほどではなくて、ホッとした反面、拍子抜けもしました。 





TBS 金曜22時
「家族狩り」第1話


主演…松雪泰子
脚本…大石静
演出…坪井敏雄




松雪泰子演じる氷崎はとにかく終始ピリピリで、そこまでしなくても…としか思えない暴走ぶりを見せます。






松雪泰子がそれらしく演じているので嫌悪感とまではいかないんですが、警察にしてみれば厄介なクレイマーなわけです。






父親は痴呆症でその介護にウンザリの母親(浅田美代子)はパチンコ狂い、娘に世話を押し付ける。







そりゃあギスギスするわな~という感じで、その憂さ晴らしで家族狩りをしているかも?みたいになっているというわけです。






そんなピリピリした空気を緩和するのが、伊藤淳史演じる高校の美術教師の巣藤で、






同棲している同僚教師(山口紗弥加)に子供ができ、それを広められたり、






女生徒をレイブしたとあらぬ疑いをかけられたり、





と、情けないキャラをコミカルに演じていて、血なまぐさい展開の中で、癒やし的な存在になっています。






この巣藤にも家族を持ちたがらない理由があるようなんですが…





表面は明るくしながら、闇を抱えていたらその二面性を伊藤がどう演じるかが楽しみではあります。







リストカットしたり、レイブされたとウソついたりの女生徒役を演じた中村ゆりかという子が気になりました。クールなよい目をしています。





遠藤憲一は春ドラマに続きまた刑事役なんだな…と現場検証のシーンを見て思いました。







あまり似た役ばかりやるのもどうかと思いますね。






全体的にはドラマの世界観がしっかりできていて、今後が楽しみな作品ではあります。





今回の評価は…4







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