初回を見た時にも感じたことですが、今回のチーフ演出である飯塚健は、個性を前面に出すタイプのディレクターで、
脚本も演出も、編集まで自分でやってしまう(…有名な人では大林宣彦みたいな)人であるために、
もはや今までの「GTO」とは別物になっていて、これならタイトルを変えて新たな平成の学園ドラマとしてやった方がいいのでは…と思えてならないんです。
フジテレビ 火曜22時
「GTO」第2話
主演…AKIRA
脚本…山岡潤平
脚本、演出、編集…飯塚健
今回フジテレビが飯塚氏を起用したのは、今どきの高校生のリアルを映像にするのに長けた人だからだと思うんです。
そういう意味では今の高校生たちの持つ空気感をよく出しているとは思います。
ちょっと深夜ドラマっぽいけど…。
特に前回に増して、宇佐美(佐野玲於)という1人の生徒をクローズアップし、
学園内というより宇佐美と鬼塚(AKIRA)の課外個人授業みたいになった今回は、
それなりに見られたけど、これは「GTO」ではないなという思いを強くさせるものでした。
イイ話なんだけど、イマイチ感動しないのも、変に熱血学園ドラマにしようとするがための無理やりさが、際立ってしまっているからだと思います。
今回、フィーチャーされた宇佐美役の佐野玲於は、「隠蔽捜査」で杉本哲太の息子役を演じていた子ですが、AKIRAと同じ事務所なんですね。
そんな大人の事情を知ったら余計にしらけてしまいました。
雰囲気のある役者だとは思いますが…。
今回の評価は…
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