ゴールデンタイムで5%というかなりツラい視聴率になってしまい、
早めに打ち切ることが決まってしまったようですが、
私めは見続けていきたいと思います。
真夏に見るには暑苦しいドラマではありますが、
そのアナクロな熱さの中に、心を打つものがあるからです。
視聴率ほど内容がひどい作品では決してありません。
フジテレビ 火曜21時
「あすなろ三三七拍子」第3話
主演…柳葉敏郎
脚本…ふじきみつ彦
演出…植田泰史
今回は応援団の地獄の夏合宿。
自分も高校の頃にやった部活の合宿を思い出しました。
OBとかが偉そうに来て、理不尽なことをやらされるのイヤだったな~。
今の時代には通用しないよな~と。
しかし、このドラマはそこを堂々とやってしまうんです。
OBの齋藤(反町隆史)がやってきて団員たちに理不尽なことをやらせまくり、
野口(大内田悠平)は脱落しそうになるし、
我慢ならずに藤巻(柳葉敏郎)も「こんなことする意味を教えてください!」と問うのでした。
その答えが出るのは最終日に荒川(西田敏行)はじめOBが大挙やってきて、
団員たちにやらせる長距離走で…。
偵察に来た顧問の原(森口瑤子)に意味を問われて荒川が言う言葉が
明確に答えを出していました。
応援団はたださえ頑張っている選手たちに
「もっと頑張れ!」と応援するのが役割。
そのためには自分たちも応援される側以上に汗をかき頑張らなければ、
自分たちの声は選手たちには届かない…
へとへとで走る団員たちに、OBたちは一人一人にエールを送り続けます。
そうやって応援される側の気持ち、応援団の果たす役割を身をもって知らせよう…
ということだったんです。
なるほどな~と思いましたね。
炎天下の甲子園のアルプススタンドで
エールをふる応援団の見方が変わりそうです。
野口役の大内田悠平は、今どきの青年らしからぬ
まっすぐな眼差しがいいですね。
応援したくなるキャラになっています。
今後クチコミで少しでも見る人が増えてくれたらいいのに…
と願うばかりです。
今回の評価は…