悪は伝染する…って前作から繰り返し繰り返しナレーションされるので、
人の悪意って怖いな~と思いながら見ているこのドラマ。
いろいろ怪しい人が出てきて、独特の雰囲気を醸し出しています。
TBS 月曜20時
「ペテロの葬列」第5話
主演…小泉孝太郎
脚本…神山由美子
演出…金子文紀
依然としてバスジャックの犯人の暮木(長塚京三)の正体は判明しません。
おそらくかつて企業用の自己啓発セミナーのトレーナーをしていて、
その後、その能力を買われマルチ商法やネズミ講などで、その片棒をかついでいたらしい…
ってとこまで来ました。
しかし、バスジャックの時には人質の中に共犯がいたとか…
三悪人とは誰のことなのか?何をした人たちなのか?
暮木の犯行の動機はそもそも何だったのか?
まだまだわからないことばかり…
その本筋もまだ解決してないのに、こまごまといろんなクセの強い役者が
存在感をアピールしてるので、どうもゴチャゴチャしてきましたね。
私めが注目しているのは、社報編集部に他の部署から飛ばされてきて、
間野(長谷川京子)にパワハラするなど、好き勝手にやっている井手(千葉哲也)。
舞台中心に出ているので、千葉って人はなじみのない役者さんですが、
その憎々しい風貌は貴重とも言えて、いや~な感じを実によく出しています。
毒づいたあげくに出社して来なくなった井手は、
何かを企んでいるのか?不気味な存在です。
間野も相変わらず、ニヤって笑うあたりに何か腹に一物ありげな感じを
出しまくっているし…、
杉村(小泉孝太郎)がまた別件に首をつっこんでいる間に、
爽やか秘書の橋本(高橋一生)が菜穂子(国仲涼子)の心にグイっと入り込んでいってるし…
いろいろ胡散臭いことばかりで、
悪い人ではないと分かっていても
不気味な絵を店に飾る睡蓮のマスター(本田博太郎)が一番怪しげだったりして…(笑)
まぁそれなりに楽しんで見てはいるけど、
そろそろもっと話を進めてくれないと、
じれったくて仕方ありません。
今回の評価は…