狂気の笑みの怖さ…「聖女」第5、6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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録画したまま見そびれていた第5話(9/23放送分)と第6話(9/30)を

まとめての記事になります。






第一審は無罪を勝ち取った肘井基子(広末涼子)。

マスコミは手のひらを返すように悲劇のヒロイン扱いに…





しかし、千倉(大谷亮介)から基子がタバコを吸いかけのまま落としていった記憶を

取り戻したと聞かされた晴樹(永山絢斗)は基子への疑念にかられ…






NHK 火曜22時

「聖女」 第5、6話



主演…広末涼子

脚本…大森美香

演出…水村秀雄






千倉が控訴審でそれをしゃべったら、判決に大きな影響を与えるんでしょうが、

千倉はそれより、基子がまた自分と暮らしてくれることを信じて電話をかけ続けます。






しかし、ようやくつながった基子にはていよく断られてしまい、

ただ利用されただけと分かった千倉は傷心のあまり病院の屋上から飛び降り

死んでしまいます。






とはいえ、千倉から思い出した記憶のことを聞いてしまった以上、

基子への疑念が高まる一方の晴樹は、基子自身を問い詰めます。





殺意がゼロでは無かったと答えてしまう基子。

それを上司の前原(岸部一徳)に報告すると、あくまで無罪でわれわれは

対処するしかないと言われ、晴樹は担当を外れることになります。





一方、晴樹に泉美(蓮佛美沙子)という婚約者がいることを知った基子は、

今でも晴樹が自分のことを愛してくれていると思い込もうとして、

海辺に二人で住むための家まで買ってしまいます。





克樹(青柳翔)に晴樹と基子の関係を聞かされた泉美は、

2人の密会現場に居合わせたり、一時は危ない状況になりますが、

最終的には過去のことは許すことにします。





このへんの心理の揺れを蓮佛美沙子が細かい演技で的確に演じていて上手いです。





そんなへこたれない泉美を見て克樹はついに性質の悪い記者についにリークしてしまいます。

青柳翔に歪んだ狂気ともいえる演技もなかなかです。






しかし、なんといっても凄かったのは、第6話のラストで晴樹に邪険にされ

一方的に別れを告げられた基子が涙を流したあとに見せた薄笑い。






広末の特徴的な口角が、にやっと上がった時の怖さ、

あ~基子は狂気の方へ行ってしまったんだなという薄気味悪さ…

どんな行動に出るのか大いに気になります。






予告では血塗られたナイフが映っていましたが

誰を刺してしまうんでしょうか?






第5話、第6話ともに評価は…4






このドラマでは広末涼子がいろんな笑顔を見せています。

その微妙なニュアンスの違いが非常に見どころです。