わが愚妻は年甲斐もなく、主人公に同化して福士蒼汰や玉木宏にときめきながら、このドラマを見ているわけですが、
綾瀬はるかファンのしがないオジサンである私めは、親戚のおじさんが心配しながら主人公の行動を見守るような気分で、このドラマを見ているのです。
日本テレビ 水曜22時
「きょうは会社休みます。」第3話
主演…綾瀬はるか
脚本…金子茂樹
演出…狩山俊輔
バイトの田之倉くん(福士蒼汰)と付き合うことになった花笑(綾瀬はるか)。
今回はデートをして、田之倉くんの家にお泊まりすることに…
男性と交際経験のない花笑にとってすべてが初めてのことだらけ。
朝尾(玉木宏)に重い女にならないようにね、と忠告され、いちいちそれを気にするのが、微笑ましかったです。
ゾンビ映画を見たかったけど、先行ロードショーで見た恋愛映画を田之倉が選んでちょっとガッカリしたり、
前日は両親と食べたキムチ鍋を作ってくれることになり、だったら母親(高畑淳子)に言われたようにキムチを手土産に持ってきたら良かったかと悩んだり、
自問自答を繰り返す花笑の心の声にニヤニヤさせられました。
そして、いざ田之倉くんの部屋に…。
花笑の緊張が伝わってきて、見守るオジサンまでドキドキ。
鍋を食べ終わって、田之倉くんに倒され2人寝そべるシーンなんて、もうドキドキもんでしたよ。
女性慣れしている田之倉くんは、そこで深追いせず、しめのラーメンを用意しにキッチンへ。
寝そべったままの花笑はベッドの下にシュシュを見つけてしまいます。
それを突きつけ問い詰めることなどできず、持ったまま部屋を飛び出し花笑は帰ってしまいます。
やっぱり自分はどうかしていたとまたメガネをかけ髪型も今まで通りに戻してしまう花笑。
親友一華(平岩紙)のアドバイスなども聞いた上で、田之倉くんを呼び出しシュシュを返します。
問い詰めるわけでもなく、逆に勝手に持ち出したことを詫びる花笑に
田之倉くんは自分を信じて欲しいと合鍵を渡すのです。
詫びちゃうあたりが、実に花笑らしくて、見ていていとおしくなってしまうわけですが、
同性の私めからしてみれば、田之倉くんうまく切り抜けたな…と感心してしまいました。
福士蒼汰の真実味のなさ、本心なのかどうかがうかがい知れない感じ、
よく言えば漫画から抜け出したような…ってことにもなりますが、それがよく出ていたシーンでした。
次回は同棲ってことになりそうです。
娘の変化に気が気でない両親の様子が、そちらに年齢が近い私めとしては
共感を覚えてなりません。
浅野、高畑が実にさりげなくうまく演じています。
瞳(仲里依紗)が朝尾にアタックしたり、その瞳を実は加々見(千葉雄大)が好きとかは
正直どうでもいいので、もっとじっくり花笑を見ていたいドラマです。
今回の評価は…