核心に迫っていくワクワク感…「Nのために」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの核心は10年前に起こったセレブ夫妻の殺人事件が

何のために、なぜ、どのように起きたかということ。





そこの解明に向けて話が進んで行っているわけですが、

今回は惜しげもなく話が進み、後半は特にワクワクしました。






TBS 金曜22時

「Nのために」 第3話


主演…榮倉奈々

脚本…奥寺佐渡子

演出…塚原あゆ子





なんとしても島を出て東京の大学に進学したい希美(榮倉奈々)は、

奨学金で進学できるのが成瀬(窪田正孝)になって、落ち込みますが、




「ガンバレ N」と書かれたフェリーの切符を成瀬から贈られ、

それに勇気付けられて、






母の早苗(山本未来)に大学の願書を破られ、部屋に閉じ込められても

そこを逃げ出し、






公衆の面前で父親(光石研)に土下座して進学するお金を出してくださいと懇願、

さすがに人目もあるので父親も邪険にできず、渋々承諾します。





ここまで希美に同情する下地は十分にできているので、

やっと一矢報いて信念を貫いたこのシーンには、しみじみ良かったなと思いました。






そして、それに続くフェリーで島を出て行く成瀬と、それを見送る希美の別れのシーン。

お互い、「ガンバレ~」「ガンバレ~」と声を掛け合う姿は切なく胸をしめつけられました。






そして、希美は大学へ。

住むことになったのが野原老人(織本順吉)が大家の野バラ荘というボロアパート。

そこで同じアパートに住み、同じ大学に通う西崎(小出恵介)と安藤(賀来賢人)と親しくなります。





実はこのアパートは地上げされそうになっていて、なんとかそれから守ろうと

西崎は安藤や希美とN作戦という、作戦を立てるのでした。





ここから彼らはどのように殺人事件へと巻き込まれていくのか?

恐らくのちに犯行現場となったであろう高層マンションが、アパートから意味ありげに見えていて、

がぜん楽しみになってきました。





現代になると、高野(三浦友和)が訪ねた野原のところには、西崎が隠れていて、

その西崎は成瀬に連絡を取ったらしく…





核心に向けてジワジワ進んでいく感じに気分が盛り上がりました。

キャストの好演もさることながら脚本と演出の上手さを強く感じさせられました。






今回の評価は…4