おいなりさんと富士山…「素敵な選TAXI」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冒頭、枝分(竹野内豊)が富士山の見える場所でおいなりさんを食べながら老人(津嘉山正種)とする会話。それが意味するところがラスト近くで明らかになるという構成。






これまでとはまたパターンを変えてきた脚本バカリズムのアイデアに感心させられる回でした。






フジテレビ 火曜22時

「素敵な選TAXI」 第8話


主演…竹野内豊

脚本…バカリズム

演出…今井和久




今回は老人の死をめぐって3人が選タクシーを使って自分の心残りを解消するという話でした。






まずは孫娘の佑香(臼田あさ美)。既に第6話に登場し、タイムスリップを経験済みの佑香は、病院に行くまでに寄り道したために祖父の臨終に間に合わなかったのが心残り。





枝分に頼んで戻してもらい、寄り道せずに病院に向かいます。

佑香は既に経験しているだけに、タイムスリップ感のために渡されるサンバイザーに文句をつけたり、料金が高いのにケチをつけて枝分をムカつかせます。

カードでもいいとか、ちょっと安くするとか気にする枝分がおかしかったです。





次の心残りは、祖母の六実(左時枝)。夫が死ぬ間際に食べたがっていたおいなりさんを明日作ってくると言って食べさせられなかったことを悔い、佑香に教わり選TAXIで戻って急ぎ作ってきて食べさせます。






そんな六実が夫に昔富士山に登った時の話をします。

そして、亡くなった後、夫の泰三は幽霊となってから選TAXIを利用。





冒頭のシーンの富士山の見える場所に行ったあとに、亡くなる前に戻って妻にこれまで言えなかった「愛している」という言葉を告げ、改めて死んでいきます。





なるほどそういうことか…とすべてがつながる仕組みになってました。

まさか幽霊を乗せるとは…。

前半のテンポののろさにちょっと不満でしたが、オチの鮮やかさに感心させられました。





今回の評価は…4





「犯罪刑事」は共犯刑事とか冤罪刑事とか、被害者刑事とかやけに種類が増えてきたのに笑いました。

バカバカしくて楽しみの1つです。