戦国時代が好きな私めとしては、大河ドラマが戦国ものではないとテンションが下がってしまうわけですが、今回の「花燃ゆ」は「八重の桜」や「篤姫」同様女性の目から見た幕末ものになるようで、
正直イマイチ、見るテンションは上がらないというのが見る前の心境でした。
しかし…
NHK 日曜20時
「花燃ゆ」
主演…井上真央
脚本…大島里美、宮村優子
演出…渡邊良雄
何事も食わず嫌いは良くないですね。
見たら見ごたえのあるドラマで今後が楽しみになりました。
よくまあ井上真央に似た女の子を捜してきたなと感心しました。
人嫌いでコミュニケーションがはかれないという少女が、
結果、自分の兄の寅次郎(伊勢谷友介)と無二の親友となる伊之助(大沢たかお)を結びつけることになるという展開に引き込まれて見ることができました。
その第一の要因は吉田寅次郎(のちの松陰)という魅力的な人物を、そのまま魅力的に演じている伊勢谷のスケールの大きな演技にあります。
旧弊な考えにとらわれず、海外の学問も取り入れようと考えているしなやかな知性がキラキラ輝いているようでした。
この男なら多くの弟子が慕ったのもよく分かる人物になっています。
その寅次郎に共感を持つ伊之助を演じる大沢は、髪型が「JIN」の仁先生と同じのせいか、仁に見えてしまうのと、どうも若者には見えにくいのが難ですが、実直さがよく出ていて、
今後、どう寅次郎をアシストしていくのか、ヒロインの文同様、歴史的には無名な人なので気になります。
あと、殿様を北大路欣也が演じてますが、やはり1人別格に時代劇らしくて、さすが!です。
今回の評価は…