リサと由樹の対比…「ゴーストライター」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回が傑出していたのでそれに比べると見劣りはしましたが、






今回も十分見応えのある仕上がりで、今後への期待を持たせるものでした。





フジテレビ 火曜21時
「ゴーストライター」第2話


主演…中谷美紀
脚本…橋部敦子
演出…土方政人





前回は人気作家のリサ(中谷美紀)が文章を書けない苦しみをじっくりと見せましたが、





今回はリサを取り巻く環境が、彼女の足かせになり、執筆活動を妨げ苦しめるさまが描かれました。





施設に入れている認知症の母親(江波杏子)が施設からいなくなってしまったり…





息子(高杉真宙)がわざとリサを困らせようと学校で問題を起こし呼び出されたり…






かつて自分が母親に反抗して言った言葉を、そのまま息子に言われてしまう皮肉。





信頼している編集長(田中哲司)にも、実は出世のために利用されるだけされて、いつかは切られると知らないことも含め、







名声の裏にある冷え冷えとしたものが、中谷美紀の圧倒的な存在感とともに見事に描き出されています。






一方、アシスタントをやめ、結婚しようと思っていた由樹(水川あさみ)は、






代わりに書いたプロットを評価したリサに説得され、心変わりします。






表面は強そうに見えて、実は弱くもろいリサと、自信がなく弱そうに見えて、実は強いものを秘めている由樹。





2人の対比が徐々に浮かび上がってきて、
この先どのようにゴーストライターという禁じ手に手を出していくのか、期待が高まります。





このドラマ、もう1つの楽しみは出版界の裏側がうかがえるところで、






今回もリサが連載を飛ばすのに備えて、若手の作家に一応別作品を書かせておく…みたいなことが興味深かったです。





菜々緒演じる編集者の若手作家へのSな態度が、菜々緒らしくてニヤリとさせられました。





今回の評価は…4



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