逆転していく立場…「ゴーストライター」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマを見ていると、実際に佐村河内と新垣さんがゴーストライターを始めた時はどうだったんだろう?などと想像してしまいます。




佐村河内も曲を作れなくなり、新垣さんに頼っていったんでしょうからね。
2人の立場は変化していったんでしょう。




フジテレビ 火曜21時
「ゴーストライター」第4話

主演…中谷美紀
脚本…橋部敦子
演出…山内大典




リサ(中谷美紀)に代わって連載を書き、それが単行本ともなり、何万部も売れていく由樹(水川あさみ)





自分の名前で出た単行本はほとんどが返品でわずかしか売れないのに、同じく自分が
書いたものは売れている皮肉。






そんな自分の境遇を婚約者(小柳友)に明かそうとしても言えませんでした。






…で、今回は映画の原作を書かねばならず、リサは自分で書こうとしますが、つまらないものしか書けません。






ゴーストライターに嫌気がさした由樹は、連絡が取れなくなってしまいます。






追い込まれたリサの前に映画の原作を書いて由樹が現れます。





「原稿をください…」と由樹に土下座までしてしまうリサ。







あなたの代わりなどいくらでもいるとうそぶいたことも詫びるリサに、由樹は神様とあがめた人の凋落に、複雑な思いにかられます。







私が助けてあげなければ…とゴーストライターとして共犯者になることを受け入れる由樹。





しかし、対等のようで立場は由樹の方が上になりつつあるのです。






2人の微妙な関係の変化を、緊張感溢れる演技で中谷美紀と水川あさみが見せてくれました。





心理サスペンスの妙、脚本、演出ともに質が高いです。




青白く硬質な映像、緊張感を高める音楽の挿入、人の温もりがしない美術セット…





さまざまなこだわりが世界観を揺るぎないものにしています。






今回の評価は…4




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