お雑煮の奇跡と思いきや…「デート」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

このドラマ、クリスマスにはサンタのプレゼント、大晦日にはカウントダウンキスをうまくストーリーに絡めて見事な脚本でしたが、






今回もお正月を舞台にお雑煮を非常にうまくストーリーに絡めて、鮮やかな脚本でした。






フジテレビ 月曜21時
「デート~恋とはどんなものかしら~」第6話

主演…杏
脚本…古沢良太
演出…洞功二





まさかこのドラマで泣かされるとは思ってもいませんでしたが、巧(長谷川博己)が作ったお雑煮を食べて、





依子(杏)と父親の俊雄(松重豊)が涙ぐむシーンには、ジーンときてしまいました。






しかし、それが巧のことを認めさせるための依子の策略だったとは…まんまと脚本の古沢良太のたくらみに私めも引っかかってしまったわけです。





とはいえ、お雑煮の話はいい話でしたね。
母親(和久井映見)の遺したレシピ通りに依子が作ったら親子して懐かしくて泣いてしまった…





それで俊雄がレシピの数字を書きかえて、それ以降は同じ味ができなくなった…





しかし、一度覚えた数字を依子は忘れないと分かってからは、俊雄はわざと依子がちゃんと作ってないと分かり、だまされるふりをしていた…






この父親と娘のお互いを思いやる気持ちが、ピュアで何とも可愛らしいものでした。






今回は依子が母親のような数学者になれなかった挫折も丁寧に描かれました。





こうしてこのドラマは依子や巧に視聴者が感情移入しやすいよう、巧みにリードしているのに感心させられます。






魅力的なキャラになっているという意味では、純粋に依子を慕っている鷲尾(中島裕翔)もそうで、





今回も依子の家にやって来て巧に対抗して、巧のダメっぷりを引き立たせるいい役割を担っていました。





中島裕翔のまっすぐさが長谷川博己のひねくれさといい対称になっているんですよね。





今回の評価は…4



Android携帯からの投稿