そうか~~竜哉(小栗旬)が撃たれて死ぬのはまだしも、イクオ(生田斗真)まで死んでしまうとはね~
TBS 金曜22時
「ウロボロス~この愛こそ、正義。」最終回
主演…生田斗真
脚本…古家和尚
演出…石井康晴
結子先生(広末涼子)を殺したのは自分の父親である北川(中村橋之助)だと知ってしまったイクオ。
その北川は少年の頃、両親や妹を殺され、その犯人の娘と知らず出会った女性との間にできたのがイクオだったようで、
そんなことが説明ゼリフで語られ、そんなこと言われてもね~状態。
だからって息子を臓器提供のための施設に入れる?酷い父親ですよ、コイツ。
北川の息子に目をつけた竜哉は北川の家に忍び込んで息子を人質に…
イクオもなぜか忍び込みに成功。殺される覚悟の北川は旧悪の後始末をいかにつけたか洗いざらいしゃべる。
しかし、まあ沢山の人が死んだドラマですね、こう振り返ると。
時々見せる橋之助の憎々しい表情が悪~い感じで良かったですね。
息子は隠し持っていた銃で父親を守ろうとし、誤って竜哉は腹を撃たれてしまいます。
怒ったイクオが撃とうとするのを竜哉が止め、息子をかばおうとした北川は肩を撃たれます。
北川にも息子を救おうとする人情があると分かり、竜哉はもういいよ…と復讐をやめてしまいます。
復讐のだめに道を外して生きてきたけど、最後は道を間違えるなと結子先生が言ってくれてるんだ…って。
え~いいの。北川は望み通り殺しても良くないか?と私めは思ってしまいました。
しかし、この北川宅での一連のシーンでの生田斗真と小栗旬の演技は素晴らしかったですね。
ウラバラスで言ってた5年前からこの役を2人で演じたいと願ってきた企画だけに、
この作品にかける気迫が結実した入魂の演技でした。
…で、竜哉のために救急車を呼ぶわけでもなく、イクオは竜哉を乗せてまほろばに向かい、
幻の中で結子先生に誉めてもらい、自らも死んで竜哉の後を追うのでした。
う~ん、生きていて欲しかったな、イクオには。
わざと音を消しての上野樹里演じる美月の号泣が胸に迫りました。
中年トリオもみんな切ないイイ表情してましたね。
実は、一番私めが泣けたのはラストにムロツヨシ演じる深町が涙をこらえてオムライスを食べてる姿でした。
ムロツヨシで泣けるとは…。
ウラバラスで「ナマセファ~~」と言われていた挿入歌は初めて訳詞が出て「逃れられない運命」って意味だったんですね。
運命に操られた2人の男の悲劇…
キャストの好演で見ごたえある最終回でした。
今回の評価は…
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