やら「ファーストクラス」やらいろんな作品がごっちゃになったようなこの作品。
凛とした木村文乃の母親としての強さを愛でる作品になりそうです。
予想以上に楽しめたのはひとえに彼女の放つオーラにあります。
TBS 火曜22時
「マザー・ゲーム～彼女たちの階級～」第1話
主演…木村文乃
脚本…荒井修子
演出…塚原あゆ子
木村文乃が演じるのは祖父(竜雷太)のもとに身を寄せながら、息子を育てつつ弁当屋を営むシングルマザーの蒲原希子。
ひょんなことからセレブ幼稚園の奈良岡園長(室井滋)と出会い、好意で入園を許されます。
そこには園長の目論見もあるようなんですが…
すっかり場違いな幼稚園に入り、ママ友たちと付き合っていかなければならない希子。
さぞひどい目にあうのかと思ったら、意外とそれほどでは無し。
観月ありさの演じる斉藤さんも強かったけど、この希子も嫌がらせやイヤミにもへいちゃらなのです。
陰でコソコソ言ったりやったりせず、私に面と向かって言いなさいよ！と大見得をきるシーンは、惚れ惚れする強さでした。
かえって周りが押され気味で迫力に乏しいのは残念。
檀れい演じる超セレブのボスママはもっと鼻持ちならない感じであって欲しいし、
安達祐実演じる浮気夫に苦しめられてるママや長谷川京子演じる姑にいびられてるママも、もっと歪んだ感じが強く出て欲しかったです。
仲良さそうなふりして実は嫌がらせしていた長谷川京子が正体をあらわし、顔を歪ませ自転車を蹴ったのは良かったですけどね。
あの調子でお願いしたい…
でないと木村文乃は１人相撲になってしまいます。
今回の評価は…木村文乃の初主演祝いで甘めに
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