このドラマ、大島優子の主役としての演技力がネット上では取り沙汰されているようですが、
私めは彼女は非常に真面目な人で、こういう風に演じなさいと課題を与えれば一生懸命にそれをクリアしようと頑張る…
それはAKBでアイドルとしてのあるべき姿でいようとした努力に通じるものがあり、
その努力がこの役でもしっかりなされていると評価したいと思います。
大島優子にガチガチに固めた演技をさせる
堤幸彦のしたたかな狙いもそこには感じるんですけどね。
TBS 木曜21時
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」第2話
主演…大島優子
脚本…櫻井武晴
演出…堤幸彦
今回は前回足抜けし、堅気な暮らしを始めようとする尾形(でんでん)がさまざまな嫌がらせにあって苦しんだ末に、第2の人生を歩み出すという話でした。
話の展開自体はかなりシリアスかつハードで、視聴者が離れるのも覚悟の上みたいな潔さを感じます。
父親の仇である橘(遠藤憲一)に復讐するためなら手段を選ばない麦秋(大島優子)と、
橘のバトルになっていくようですが、麦秋がダークな部分もあるヒロインであるところが魅力的です。
メチャクチャ強いアクションシーンは時代劇を見ているようで、これは毎回見たいですね。
脚本次第ではなんだか訳の分からないものになりかねない作品ですが、
脚本の櫻井武晴のしっかりした構成力と、ふざけすぎない珍しく大人な演出を見せる堤幸彦、
そして、クセの強い役を楽しげに演じている脇役陣、
そして気迫のこもった大島優子の努力で、
なかなか良い作品になっていくような気がします。
視聴率にめげずに頑張って欲しいです。
今回の評価は…