いい話ではあるけれど…「アイムホーム」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は久(木村拓哉)の息子のお受験の問題と、久がかつて倒産に追い込んでしまったために熟年離婚した夫婦の問題と2つが並行して描かれました。






ホームドラマの匂いが強まった分、このドラマに漂っていた謎めいたサスペンスフルな部分が薄まってしまったようで、それが残念でもありました。







テレビ朝日 木曜21時

「アイムホーム」 第4話


主演…木村拓哉

脚本…林宏司

演出…田村直己






久がまだバリバリの営業マンだった頃、強引に合併話を進め、それによって倒産に至ってしまった社長の徳山(平泉成)。






専務だった妻(市毛良枝)とはその後離婚してしまい、今はわびしいアパート暮らしで、荷物運びの肉体労働を老体に鞭打ちやっています。






偶然にも久が単身赴任の時に住んでいたのが、今、徳山が住んでいる部屋で、つい記憶のある頃をたどって飲みすぎてしまい久がその部屋に間違って帰ったことから二人は出会います。






徳山はまさか久が自分をこんな境遇に落とした男とは気付かないのですが、久は調べて元部下の黒木(新井浩文)に教えられ知ってしまいます。







同じ部屋に住むというのが偶然すぎて、ちょっとそこにひっかかってしまいましたが、平泉成の好演で自分の人生をそれも運命だったと受け入れて、生きる男の苦さややるせなさが伝わり、







うまく行きすぎな話でしたが、久の尽力で妻と会えた時は、胸をうつものがありました。






一方、

お受験の方は、息子のためを思ってお受験をやめるという決断がいささか短絡的にも見えて、妻の惠(上戸彩)にしてみればそれは怒るよな…と振り回される妻の方が気の毒ではありました。







仮面に見えてしまう今の妻子と距離が近まるという意味合いの回だったのでしょうが、徳山夫妻の話をもっとじっくり見せてくれてもよかったかなと思えてしまったほどです。







今回の評価は…3