どんどん変わっていく咲人…「アルジャーノンに花束を」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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薬がきいてきて、知能がアップしていく咲人(山下智久)。






今回は駆け足でその変わりようが描かれました。
知能は上がっても、情緒がそこまで伴わない咲人が混沌にはまりこんでいくさまが、





更にこの先に訪れる悲劇を予感させ、切なさの高まる回でした。





TBS  金曜22時
「アルジャーノンに花束を」第5話

主演…山下智久
脚本監修…野島伸司
脚本…池田奈津子
演出…吉田健




さまざまな片思いが切なさを高めていく仕組みになっていて、





咲人は遥香(栗山千明)が好きなのに、遥香はまだ蜂須賀(石丸幹二)への思いがあるせいか、





咲人へは母心なのだと言ってしまう…





そんな咲人が遥香を好きと知りながら、自分の思いを通したい梨央(谷村美月)。




更にはそんな梨央に想いを寄せている檜山(工藤阿須加)。





それぞれのままならなさ、とりわけ蜂須賀の邪心からの遥香とのキス、咲人を混乱におとしいれる梨央とのキス、2つのキスが波紋を呼ぶ構成はよくできていました。





山下智久は咲人の変貌を丁寧に演じてましたが、時々迷いというか、今までの部分をどこまで出すかの兼ね合いが混乱しているところも見受けられ、





今回は非常に難しい回だったと思います。
今後もその変貌をどう演じていくか、役者としての試練は続きます。





竹部(萩原聖人)の咲人は今までのままでいて欲しいという願いも切なく苦いですね。





今回の評価は…4