成敗する相手がちゃんと悪くないと…「三匹のおっさん2」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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29日放送の第6話と5日放送の第7話の記事を2話分まとめてになります。




テレビ東京  金曜19時58分
「三匹のおっさん2~正義の味方、ふたたび~」第6、7話

主演…北大路欣也
脚本…赤澤ムック(6)、清水しおり(6、7)、佐藤久美子(7)
演出…大内隆弘(6)、白川士(7)





今シリーズは、ほとんどの回がタイトル通りの相手を成敗するわけではなく、





第6話ならタイトルは「三匹のおっさんvs.恐怖のピアニスト」ですが、実際におっさんたちが成敗するのは、オーケストラを恐喝する男(伊藤正之)。





第7話の方はタイトルが「三匹のおっさんvs.お祭り反対派」ながら、成敗されるのはお祭りの寄付で脱税しようとする悪徳業者(ダンカン)なわけです。





…で、第6話の方はこれまであまり活躍の少なかったキヨ(北大路欣也)の嫁の貴子(西田尚美)をフィーチャーしてあげようという配慮が見え見えで、





貴子を元音大生という設定にしてからませるという形が、あまり痛快な成敗にはつながらず、どうもイマイチすきっとしない話でした。





一方、第7話の方はキヨの息子健児(甲本雅裕)とシゲ(泉谷しげる)の息子康生(津村知与支)が活躍する回で、





町内会長(清水章吾)の反対や妨害にあいながらお祭り復活のための寄付を集めるという話でした。





町内会長が懲らしめられれば、もっと痛快だったでしょうが、




寄付を頼みに行った先で脱税に加担するよう迫られても敢然と断りに行く勇気、




健児が勤め先の銀行で大口の寄付をとりつけ、カッコよさを見せ、





ヒーローの父親を持つ二人の平凡な息子の思いが、うまく話の中に取り込まれ、こちらは見ごたえがありました。





ダンカンが憎々しくて良かったですしね。






第6話の評価は…3
第7話の評価は…4