初回は30分拡大でどこまで話が進むのかと思ったら、あれよあれよという間に、話が進む進む…。
初回でこんなに進んでしまってこれからどうするんだろうと心配になってしまうぐらいでした。
日本テレビ 日曜22時~23時30分
「デスノート」第1話
主演…窪田正孝
脚本…いずみ吉紘
演出…猪股隆一
原作や映画版と違って平凡な大学生の夜神月(窪田正孝)
デスノートを拾った月は親友にたかるクズな元同級生を事故死させ、
捜査一課の係長である父親の総一郎(松重豊)が人質の身代わりになり命の危険にさらされたら、犯人を心臓麻痺で死なせ、父親を救う…
はじめは自分がノートに名前を書くだけで死に至らしめることに罪悪感を感じていた月ですが、
世の中のためにならない凶悪犯を抹殺するという歪んだ正義に目覚め、次々に殺していき、ネット上で「キラ」と崇められていく。
…と、ここまででもまだ初回放送時間の半分にも至っていない。テンポはすこぶる良い。しかし、随分雑に展開するなとあまりイイ気はしなかったです。月の葛藤をのりこえるプロセスが少な過ぎて…。
ただ、窪田正孝の演技が、凄みやダークさを増していくので、ついつい引き込まれてしまいました。
そんなキラを捕まえるべく、警察は名探偵L(山崎賢人)の協力をあおぐ。
山崎賢人のLはビジュアルは美しいものの、やはり映画版の松山ケンイチと比べると超然とした天才の存在感には欠けている。
比べるのは気の毒ですが、やはり物足りなさは否めません。
しかし、相手は所詮デスノートを持っている平凡な大学生にすぎないので、物足りないLでも、簡単に月を追い込めてしまえそうに見える。
そこがこのドラマのツラいところ。予告では早くもLが月をキラと名指ししてました。
この先、延々と月とLの駆け引きを見せていくつもりでしょうか?
ニア(優希美青)もからんではくるんでしょうが…
初回は見ごたえありましたが、今後は心配です。
そんな心配も含めて評価は…