春ドラマアカデミー賞…最優秀助演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いて春ドラマアカデミー賞、最優秀助演男優賞の発表です。






こちらの部門は今クール、良い演技者が多くて6人のノミネートとなりました。






「ようこそ、わが家へ」

竹中直人





いい悪役ぶりでしたね。

「軍師官兵衛」で秀吉と家康だった竹中と寺尾聡の再バトルは見ごたえがありました。






これだけ徹底してイヤなヤツを振り切って演じてくれると、否が応にも盛り上がりますね。

最終回のやられっぷりが手ぬるかったのがもったいなかったです。







「ヤメゴク」

遠藤憲一





本物のヤクザ以上にヤクザそのものの風貌が見事にはまった組長役でした。

しかも組織暴力団を束ねる大親分という風格、子どもや子分に不器用ながら見せる深い愛情、年輪を重ねてこその演技で、惚れ惚れしました。





あざとさたっぷりの堤演出をノリよく見せる濃い演技は独壇場とも言えるものでした。








「ヤメゴク」

勝地涼






若手の中では屈指のクセモノ役者である勝地涼ならではの演技でしたね。

ヘンなおねえ風の言動を取りながら、得体の知れない含みを持たせる演技、正体がばれてからの暴走ぶりも面白かったです。






こういう脇でアクセントのきいた役を演じるというポジショニングを確立させつつありますね。








「アルジャーノンに花束を」

萩原聖人





いわくつきの青年たちを雇う花屋の社長さん役でしたが、若手キャストが多い中でイイ重石になっていて、

萩原聖人もいい年の取り方をしているな…と感心させられる役でした。






主人公や若者たちへの言葉にも、人生経験から発する深みがあって心に響くものがありました。

役者が年輪を重ねるというのはそういうことなんでしょうね。







「天皇の料理番」

鈴木亮平





胸を患い、志なかばで故郷に戻り、隔離された生活で死期を待つ周太郎を渾身の演技で見せ、多くの感動のシーンを生み出しましたね。








ホントに死んでしまうのでは?と心配になるぐらい減量でやせ細った身体を作り、撮影に臨んだ意気込みはまさにアッパレでした。








「天皇の料理番」

小林薫





篤蔵を時に厳しく、時に優しく、教え導く宇佐美を含蓄の深い演技で見せてくれました。

宇佐美の発する言葉はいくつも心に残るものがありましたが、






特にパリへ行く篤蔵に自分の使ってきた包丁をはなむけに贈るくだりの言葉には、グッときましたね。

この役が小林薫でホントに良かった!としみじみ思いました。









以上6人から最優秀助演男優賞に選ばれたのは…






鈴木亮平

「天皇の料理番」






黒木華と同様にこちらも文句なしでしょう。

「天皇の料理番」を秀作にした大きな功績がこの二人にあるのは間違いありませんから。






視聴者の記憶に長く残る印象的な役だったと思います。

映画の宣伝でふっくらした顔に戻った彼を見たときにはホッとしました。







役へのアプローチのあまり健康を害しないよう気をつけていただきたいです。

とにかくスゴいんで…。