質実剛健なドラマ…「リスクの神様」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、あれこれエピソードを盛り込まず、1つのエピソードをじっくり丁寧に描いて、しっかりした人間ドラマになっています。




視聴率がふるわないのが、残念な良質な作品です。






フジテレビ  水曜22時
「リスクの神様」第2話

主演…堤真一
脚本…橋本裕志
演出…石川淳一




今回のリスクは食品会社の異物混入問題。
ホントかどうかも怪しい告発も含めネットで騒ぎになると、食品会社は謝罪したり、工場をチェックしたり、販売中止したりと大きなダメージを受けます。





実際にも頻発したトラブルなので、やけにリアリティーがあり、ひきこまれました。





業績第一で容赦なくリストラしてきた社長(飯田基祐)は自分では謝ろうとせず、対処を総務部長(岡本信人)に押しつけます。





前回の一件で、危機対策室の一員となった
神狩(戸田恵梨香)はビンチはチャンスと西行寺(堤真一)に言われた言葉を総務部長に
言い、






社長の言いなりの総務部長に反旗を翻させます。戸田恵梨香がグッと大人の演技者になったことが分かるしっかりした演技で、ベテランにひけを取らない存在感です。





危機対策室のメンバーの動きが更にはっきり出てくると良くなる気がします。今回だとタカりに来る悪質なクレーマーへの対応のお手本を見せる結城(森田剛)のシーンとか面白かったですからね。





種子島(古田新太)の暗躍ぶりもしっかり見たい気がします。





最悪の事態をクールに回避する西行寺のプロフェッショナルぶりを、淡々と演じる堤真一の肩の力の抜けた凄みが光っています。




まるでNHKのドラマのような硬質さ。貴重なドラマです。






今回の評価は…4