私めドラマミタローが春ドラマで最終回まで見たのは10本でした。
毎回記事の最後につけている5点満点評価の平均値で満足度を出し、そのランキングを10位からカウントダウンします。
10位
多部未華子主演
「ドS刑事」
→2.91
この枠はこのところずっとリタイアなので、せめて応援している多部の主演作ぐらいは…と無理してリタイアしなかったので、おのずとこんな評価です。脚本がひどかった作品です。
9位
阿部サダヲ主演
「心がポキッとね」
→3.10
こちらも阿部サダヲが主演でなければリタイアしていたかもしれません。
心が病んでいる人々の共同生活をコメディで見せる難しさ。さすがの岡田恵和でもうまくいきませんでした。
8位は同ポイントで2本
堺雅人主演
「Dr.倫太郎」
→3.30
贅沢なキャスティングでしたが、それが首をしめたところも。シンプルに患者たちとの1話完結でよかったのに、夢乃の二重人格の比重が高まり、軸がぶれてしまいました。
こちらも心の病のドラマでの扱いの難しさを痛感させました。
相葉雅紀主演
「ようこそ、わが家へ」
→3.30
いろいろもったいつけて回数引き伸ばしに必死でしたが、5~6回で放送するのがちょうど良かった作品です。あおってはガッカリの繰り返しにいささかウンザリしました。キャストは良かったんですが…。
6位
木村文乃主演
「マザー・ゲーム」
→3.40
それぞれ問題を抱えたママ友たちが変化していくさまをしっかり描いてはいましたが、ヒロインの立ち位置がブレてしまうところもあり、もうちょっとどうにかならなかったか?といろいろ残念な作品でした。
5位
木村拓哉主演
「アイムホーム」
→3.50
記憶を部分的に失った主人公が自分探しをしていくのを、キムタクくささを抑えて木村が好演しましたが、途中中だるみがあり、もっと回数をしぼって凝縮すれば、秀作になったかもしれません。
4位
北大路欣也主演
「三匹のおっさん2」
→3.63
前シリーズほどスッキリと勧善懲悪という展開があまりなく、ひねってしまう回もかなりありましたが、安心して見ていられる安定感はありました。
今クールは気楽に楽しめる作品が少なかったのでなおさらです。
そしてTOP3は…
3位
山下智久主演
「アルジャーノンに花束を」
→3.80
結局、なんだかんだ言って、野島伸司の意図する世界観の中にはまって見てしまった感はあります。
ファンタジーとして見てしまえば見ごたえはありました。
山下はじめ、キャストの好演も光っていましたし…
2位
大島優子主演
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」
→3.90
視聴率が低いからとブレることなく、独特の世界観を最後まで貫いたスタッフの意気地を感じた作品です。
大島優子はよく頑張りました…。小さな身体から溢れんばかりのプロ根性に打たれました。
そして、春クール満足度№1の作品、つまり最優秀作品賞は…
最優秀作品賞…
佐藤健主演
「天皇の料理番」
主演男優、助演男優、助演女優、脚本、演出、主題歌、そして作品と実に7冠に輝く圧勝。
これだけ丁寧にしっかりと作られた作品が視聴率もしっかりと取れたことは喜ばしいことです。
そんな作品が今後も増えて欲しいと願うばかりです。