泣かせ方がうまくない…「37.5℃の涙」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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どういうドラマにしたいか…という作り手の意図はよく分かるんですが、




「天皇の料理番」という傑出して泣かせ方の上手い作品を見たばかりなので、物足りなさを感じずにはいられないんです。






第1話よりはスッキリして狙いが分かりやすくなっているんですが…。





TBS
「37.5℃の涙」第2話

主演…蓮佛美沙子
脚本…梅田みか
演出…藤尾隆





今回は親は子どもをどこまで信じられるか?がテーマ。




お腹が痛いとウソをつく娘を持つ母親(安達祐実)

娘に毎日弁当を作るのに食べてもらえない朝比奈(成宮寛貴)

そして、兄や姉ばかり可愛がられ、母親(浅野温子)にツラく当たられた記憶しかない桃子(蓮佛美沙子)





3組の親子をからませながら、そのテーマを描いてみせたわけですが、





朝比奈に自分の分の弁当まで作ってもらい、初めて弁当を作ってもらったと泣きながら桃子が食べるシーンにしろ、




ホントにお腹が痛くなった娘を信じなかったことを安達祐実が娘に謝るシーンにしろ、




泣けるシーンになるはずなのに、話の運びの拙さやエピソードの詰め込みすぎによる散漫さで、気持ちよく泣けないんですね。





脚本家の力量によるもので、惜しいドラマだなと思います。






主人公のトラウマを強調したいのは分かりますが、しつこいまでに出てくる浅野温子のイヤな母親ぶりは、






不快になるばかりで、ドラマの雰囲気を乱しているように思います。






今回の評価は…3