ひねりのきいた脚本…「刑事7人」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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刑事ドラマはこれまでにも2時間サスペンスも入れれば、あまた放送されてきたわけで、




あ~これはあのパターンねって、視聴者に読まれてしまうようではよろしくない。





そこが脚本家の腕の見せどころで、視聴者の予想を覆すひねりのきいた脚本を書かなければならないわけです。





今回、このドラマの脚本を書いたのは「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」「流星ワゴン」の八津弘幸。





あまりこの手の刑事ドラマは書いてない人で、だからこそのなかなか凝った脚本でした。






テレビ朝日  水曜21時
「刑事7人」第2話

主演…東山紀之
脚本…八津弘幸
演出…猪崎宣昭





液体窒素で凍った死体をめぐって大学の研究室の研究者2人(佐津川愛美、橋本さとし)が怪しまれる。





その後、同じ手口でまた教授(大石吾朗)が殺され、二人のどちらが犯人かはますます混沌としてきます。





実はライバルで嫌いあっているのに、男の方は女を好きで、最初の殺人をした女をかばうために第2の殺人を起こしたのですが、





最初の殺人も実はその後息を吹き返し、死因は心筋梗塞だったという皮肉。男がやったことはムダななことだったし、女も感謝などしてもくれない…





とかく甘ったるい人情オチが多い中で、このビターなオチは異色で光っていました。





天樹(東山紀之)のキャラクターの活かし方も、冒頭の人質に取られたシーンでのとぼけた会話をはじめ、時間へのこだわりぶりもうまく話にからめられて、わざとらしくならない範囲でうまくいっている。





もっと際立ってもいいかなぐらいの程の良さでした。
今回は熱血漢の沙村(高嶋政宏)と天樹のコンビネーションがうまく描かれていました。




今クールの中では大人の仕事を感じさせる安心して見られるドラマの1つです。






今回の評価は…4