文句なしに面白い入れ替わりコメディ…「民王」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これは「みんなの感想」でも、ちゃんねるレビューでも満足度1位だったのがうなずける作品でした。





池井戸潤の原作を読んだ時から、映像化しても面白いだろうな~と楽しみにしていた作品なので、期待通りで嬉しい限りです。





テレビ朝日  金曜22時15分
「民王」第1話

主演…菅田将暉、遠藤憲一
脚本…西荻弓絵
演出…木村ひさし





これまでドラマや映画で入れ替わりものはあまたありましたが、





この作品の面白いのは総理になったばかりの父親(遠藤憲一)と、おバカで女子力の高い大学生の息子(菅田将暉)が入れ替わるということ。





コワモテで剛腕の父親泰山と、軟弱で泣き虫の息子翔。見た目も性格も正反対の二人が入れ替わり、





しかも片や総理の仕事、片や就活をしないといけないという抜き差しならない状況に
追い込まれるところからコメディが生まれる…ってわけです。




入れ替わりをいかにバレないようにするかのドタバタ。若いながらも幅広く達者な演技をする菅田将暉と、コワモテながら実はコメディセンスもある遠藤憲一。




さらに泰山の片腕の官房長官(金田明夫)と秘書(高橋一生)。芸達者の4人が繰り広げるドタバタは安心して見ていられる上質なものです。





ふざけすぎない脚本も演出も程がよく、熟練のわざ。





ちょっとベタぼめすぎますが、いろいろ不満の多い今クールでは、面白いと心から言える作品です。




中身が泰山の翔が銀行の面接で、面接官を完膚なきまでにやりこめるくだりは池井戸潤ならでは!
菅田将暉の弁舌と眼力、見事でした。





遠藤憲一の泣きべそ会見も良かったですけどね。





今回の評価は…4