そんな大ごとにしなくても…「ナポレオンの村」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は神楽村に移住してくる家族と村民たちの交流についてでしたが、




田舎暮らしに憧れて移住してくるという家族ではなく、ワケありの家族で…





TBS  日曜21時
「ナポレオンの村」第2話

主演…唐沢寿明
脚本…仁志光佑
演出…岡本伸吾




神楽村の山中にある病院に結核で母親(菅野美穂)が入院していて、そこに頻繁に行けるように引っ越してきたのでした。




菅野美穂は3年ぶりの連ドラ出演。この人が連ドラ主演に戻ってきてくれるのを待ちたいですね。今回は事務所の先輩である唐沢寿明に花を添えるためのゲスト出演でしょう。





菅野美穂がわざわざやるほどの役ではありませんでした。もちろん良かったですけどね。ただ隔離されるほど重病人には見えませんでした…





さて、今回問題はいくら村人と軋轢を生むためとはいえ、移住してきた家族の娘(山口まゆ)をふてくされた気難しい少女にしすぎたこと。





そして、病院の食事がまずいと嘆く母親のために神楽村の米で美味しいお粥を作ってあげたいというのは分かりますが、





土鍋を作るまでは分かるものの、村の水でも十分美味しそうなのに、わざわざ山深い湧き水を汲みに行き、




足をケガして捜索が出るほど大ごとになってしまうこと。





どうも、この脚本家は題材が地味なために話を派手にしないとダメだと思い込んでいるようで無理にドラマチックに持っていこうとするきらいがあり、





今回もお粥だけでなく、ダメ押しにホタルを見せたりと、ビジュアル的な仕掛けに気が行ってしまうあまり、感動がおろそかになりがちです。




それは人物の心理を丁寧に描いてないからで、浅井(唐沢寿明)が少女にかける言葉とか部分的にはいいのに、もったいないと思わずにはいられませんでした。





岬(麻生久美子)の家でのゲームしながらキレるシーンは毎回あるんでしょうか?
ああいうおふざけがどうも浮いていて、見ていて困惑してしまいます。





ムロツヨシや岩松了もイッセー尾形もどこまでやっていいのか手探りな感じ。





いろいろと惜しいところだらけの作品です。




今回の評価は…3