このドラマ、好きだからこそ今回はちょっといろいろ不満はありましたね。
素直に合唱シーンで感動したい私めとしましては、どうしても要求が厳しくなってしまうんです。
TBS 金曜21時
「表参道高校合唱部!」 第4話
主演…芳根京子
脚本…櫻井剛
演出…吉田秋生
今回は顧問の有明先生(城田優)が過去におかした過ちを償い、顧問としてやる気を取り戻す回でした。
有明は校長(高畑淳子)から後任の顧問を任され、大会で勝とうと気負ってしまったために、
吃音が歌うことでやわらぎ合唱することを楽しみにしていた小山田(中河内雅貴)に、音が取れていないので本番では声を出さず口パクで歌えと命じてしまいます。
それがショックで小山田は自殺を図り退学、その後はアルバイトを転々とする暮らしになっているのでした。
まあ母親(古村比呂)が有明を恨みに思うのも分かりますよね。
優里亜(吉本実憂)の差し金で有明を訴えるとまでこじれてしまい、有明は学校をやめる決意をします。
そんな中、地元の「原宿まつり」のイベントの1つとして校内で地元も年寄りや子どもも加えての合唱を合唱部主導で行なうことに。
これが指導の仕納めと有明はみんなを指導します。
真琴の熱い説得で小山田はその練習風景を見に来て、合唱が楽しかった頃を思い出し、練習に参加するようになり、ついに本番にも出てしまいます。
…で、訴えを取り下げ、有明も無事学校に残るという展開だったんですが…、
あんなに有明に怒っていた母親は見にも来てないし、息子はいいって言っても母親は許すのか不思議だったし、
仕掛けた優里亜もその後、何もからんで来ないし…どうもそのへんが雑な扱いになっていたのが、素直に感動できない理由でした。
有明の指導方法はユニークで今後も合唱部をどう練習していくのか興味はわきましたけどね。
あと今回気になったのは、そもそも真琴がこの学校の合唱部に入ったのは、昔合唱部にいた今は離婚調停中の両親(川平慈英、堀内敬子)に仲直りしてもらいために、その頃歌った曲を探したいってことだったはずなのに…
香川から父親と妹が出てきたというのに、からむのは母親とその両親(平泉成、立石涼子)ばかり。
真琴はまったくからまずで、それってどうなの?と不思議でなりませんでした。
両親のエピソードは別の回にじっくりやって欲しかったです。
またやるんでしょうけどね。
それと、優里亜の実の父親(加藤虎ノ介)、ホームレスになってるなら、娘が住んでいるそばに居るってのもどうなんでしょうね。
今回はいろいろ気になることばかりで困りました。
今回の評価は…