このドラマは実際にお台場にあるホテル日航東京に全面協力のもと、外観やロビーなどを使わせてもらっているわけですが…
日航の人たち、怒ってんじゃないのか?と心配になります。
ウチはあんなに従業員もお客様もひどくないと…
いくらドラマとはいえ、あれではとても一流ホテルとは言えないじゃないか!って。
今回の2つのエピソードはどちらもひどい客だったし、従業員の対応もひどいものでした。
前回の厨房を貸すシェフもひどかったですが、マスターキーでやたらと客室に入ってしまう客室係もいかがなものでしたね。
このドラマ、もっとホテルで働く各セクションの人々のプロフェッショナルぶりを見せて欲しいのに、声高に客の噂話や上司の悪口を言ったり、質の悪さばかり目立ってがっかりしてしまいます。
TBS 火曜22時
「ホテルコンシェルジュ」 第6話
主演…西内まりや
脚本…松田裕子
演出…今井和久
前々回、せっかく1つのエピソードで見せきってくれた脚本の松田裕子が、今回は他の脚本家同様に、2つのエピソードを結びつけるパターンにしてしまいました。
まァどちらも客室係の高垣(夏菜)がからんではいたわけですが…。
それにしても、指輪がなくなったとギャーギャー騒いで従業員を疑いまくったのに、同行した仲間が出来心で拝借して取れなくなっただけだったと分かったら、疑ったことを謝りもしないってのもイヤだったし、
イイ話っぽくしてましたが、自殺する前に以前のことを高垣に謝りに来たと言う割には、その高垣が働くホテルで自殺しようという迷惑は考えない身勝手ぶりにも呆れたし、
今回はどちらのエピソードもそれ1ネタで行けばいいのに…とも思えないひどいものでしたね。
高垣という人物をフィーチャーするにしても、もうちょっとましなエピソードは無かったのかと思わずにはいられませんでした。
ディティールにリアリアティーを持たせるだけでも違ってくると思うのですが、どうもそういうホテルの裏側が見えてこないんですよね。
へ~そうなんだという驚きを提示して欲しいんです。大げさでなくてもいいんで…。
今回の評価は…