まさか貝原(高橋一生)が裏切り者だったとは…。
そういう伏線ってありましたっけ?
見逃してたかもしれませんね。
初回からちゃんともう一度観たいくらいです。
テレビ朝日 金曜23時15分
「民王」 第7話
主演…遠藤憲一、菅田将暉
脚本…西荻弓絵
演出…木村ひさし
先に書いておきますと、今回も見始めてすぐ、あ~また演出が木村ひさしだってすぐ分かりました。
前々回の記事でも書きましたが、見ていて目が痛くなるような細かすぎるカット割り。
おそらく脚本に書き込まれている以上の小ネタを画面の中にやたらと入れ込んでくるやりすぎ感。
普通に演出してくれて十分面白い脚本なのに、オレが演出してるんだから的な自己主張が煩わしく思われてならないのです。
このドラマの脚本はシリアスとコミカルのバランスが程よく取れているので、そこに笑いを足そうとすると気になってしまうんですね。
とはいえ、今回は泰山=翔(遠藤憲一)の奇跡的な生還に始まり、
共和党事務所へのみんなでの侵入のドキドキ。
冬島に加担した母親の息子の反感を解くモフモフン体操。
そして、絶妙なタイミングでのまた元の身体への入れ替わり。
(泰山のカラオケの十八番が「MY WAY」なのがいかにもで…(笑))
そして、そして、貝原の裏切りの告白。
と、盛りだくさんの中身のおかげで、気になる部分を凌駕してくれたのです。
貝原は実は味方をあざむき、わざと城山(西田敏行)になびいてるのかもしれませんね。
最終回にそんなどんでん返しがまだ待っているような気もします。
前回、心配した草刈正雄、ちゃんと今回は出てヘンなヘルメットをかぶり、乙女演技をしてました。邪推でしたね。
あと、今までふれませんでしたが、スキンヘッドの新田くん(山内圭哉)。どんどんいい味を出してきて、存在感が高まってます。
今クールの中では、最も最終回が楽しみなドラマになりそうです。
今回の評価は…