どうも過度の期待をしてしまった…というか、最終回はさぞ感動させてくれるものと思い込んでいたので、ちょっと肩透かしにあったようです。
日本テレビ 土曜21時
「ど根性がエル」 最終回
主演…松山ケンイチ
脚本…岡田恵和
演出…菅原伸太郎
ピョン吉(声=満島ひかり)の死で散々引っ張ってきたこのドラマですから、しっかりそこを描いてほしかったんです。
しかし、なんとなくフワ~っといなくなったピョン吉が、意外とあっさりと元のTシャツに戻ってしまい…
それはハッピーエンドで良いけれど、だったらあんなに引っ張らなくても…と思わずにはいられませんでした。
それぞれの人物のそれぞれの思いを丁寧に描いてきたこのドラマらしく、最終回では1人1人のこれからへの思いも丁寧に描いていましたが、
ドラマとしてはすっきり終わったような終わってないような…ファジーな終わり方で、歯切れが悪かったです。
まだ続く…みたいな最終回が最近は多いのですが、このドラマはそうであってほしくなかったです。
今回の評価は…
漫画の世界の中の人物をリアルでいながら、ファンタジックに演じてみせたキャストの演技には敬服しますし、
ピョン吉のCG合成を手がけたスタッフにはほんとお疲れさまでした、ありがとうございましたと言いたいです。
あのCG合成はホント見事でした。あと声だけの出演で見事にドラマを盛り上げた満島ひかりの功績もたたえたいです。