秋ドラマを1作品ずつスタート前にテーマやキャスト、脚本、演出を吟味し、私めなりにどのくらいの平均視聴率になるか予想していきます。
まずは明日スタートする…
日本テレビ 水曜22時
「偽装の夫婦」
主演…天海祐希
脚本…遊川和彦
演出…深川栄洋、石尾純、日暮謙
今年の冬ドラマに同じ枠で「○○妻」を書いたばかりの脚本の遊川和彦が、早くもまた書き下ろすオリジナル作品。
「家政婦のミタ」や「○○妻」などユニークかつ刺激的なファミリードラマを書いて視聴率をかせいできた遊川が、「女王の教室」「演歌の女王」で組んだ天海祐希と8年ぶりにタッグを組みます。
理想の夫婦ならぬ、「偽装の」夫婦ってタイトルからしていかにも遊川和彦らしい皮肉さで、なぜヒロインのヒロ(天海祐希)は偽装の夫婦にならなければならず、いかに偽装の夫婦を続けていくのかが描かれるようです。
ヒロは頭脳明晰で容姿端麗な図書館司書。人に劣等感を与えてしまうため、本気を出さず、殻にとじこもって人嫌いになっています。
そんなヒロが大学時代にただ一人愛した陽村(沢村一樹)と再会、再会するなりプロポーズをされてしまう。さてどうなるか?ってことなわけですが、
母子家庭で育った陽村は母親(富司純子)は母親に頭があがらず、その母親が余命3ヶ月の宣告を受け、安心させようと偽装結婚するようで…。
一方、ヒロの方は両親を早くに亡くし、資産家に嫁いだ叔母(キムラ緑子)の養女として育ちます。その叔母の息子で売れないマジシャンの天人に佐藤二朗。ヒロにコンプレックスを抱き続ける娘の八重子に坂井真紀。
クセの強い3人が揃いましたから、どう天海祐希とからむか楽しみです。
他にも幼稚園園長代理の陽村のまわりには、
夫からDVを受けていて陽村を信頼し相談するシングルマザーに内田有紀。
陽村を慕う保育士に柴本幸。
陽村が可愛がる宅配業者に工藤阿須加。
…といったメンバー。
演出は「家政婦のミタ」や「○○妻」で遊川作品を経験済みの石尾純と日暮謙。
それにこれまで連ドラ演出の経験すら少ない「神様のカルテ」などの映画監督の深川栄洋も参加。どんな演出をするか楽しみですが、
遊川和彦は現場にも顔を出して、演出に口出しするようですから、さぞやりにくいでしょう。
さて、視聴率予想ですが、水曜22時枠で裏のフジテレビに勝つのは間違いなし。
ただし前クールの「花咲舞…」ほどの圧勝ではなく、11~12%くらいで勝つと思いますが。
「女王の教室」や「家政婦のミタ」ほど爆発的なヒットにはならないでしょう。