トレンディドラマ時代の浅野温子のパロディーか?と思いたくもなるぐらい、篠原涼子がこのドラマでは何度も髪をかきあげます。まぁ彼女自身もよくやりますけどね…
それがわざとイタさを表現するための仕草なのか?
本気でイイ女ぶっての仕草なのかは分からないんですが…。
いずれにしても今の篠原涼子を視聴者がどう見るかが作品の成功か否かを決めるポイントではあります。
フジテレビ 木曜22時
「オトナ女子」第1話
主演…篠原涼子
脚本…尾崎将也
演出…田中亮
篠原涼子自身が結婚し、出産し、おまけにダイエットも成功して私生活充実して幸せオーラが出ていることが、このドラマでは妨げになっているように思えました。
それが「最後から二番目の恋」の小泉今日子と大きく違うところです。
仕事ができて若い部下に好かれているけど、40になっても女子とかまだ言ってる…と内心バカにされてもいる…そんなイタさがイマイチ響かないんです。
斎藤工演じる年下のミュージシャンに若い浮気相手がいると分かり、別れることになっても、
こんなに綺麗ならまたすぐ男ができるよ…としか思えない…
そのへんがこのドラマの弱点だなと今回見て思いました。
私めが期待した偏屈な恋愛ドラマの脚本家(江口洋介)とのやりとりも、40歳トリオのぶっちゃけトークも、期待したほど面白いものではありませんでした。
脚本家自身の本音とも取れるセリフはいくつか面白いものはありましたけどね。
意外とあっさりヒロインに協力的になってしまうし…
期待が高かっただけに満足とは程遠い出来でした。
今回の評価は…