ベタなコメディ色が強まる…「偽装の夫婦」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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脚本の遊川和彦が番組公式サイトの対談で語ってましたが、この作品は還暦を迎えるので自分の原点に回帰してコメディにこだわって書いているんだそうです。





確かに遊川の連ドラデビュー作はTBSの「オヨビでない奴!」で、その後も「ママハハ・ブギ」とか「ADブギ」とかそういった作品を初期は書いてたんですよね。





60代を迎えてもう「女王の教室」や「家政婦のミタ」のような過激な作品は書く気はないらしいです。





…ってことは?






日本テレビ  水曜22時
「偽装の夫婦」第3話

主演…天海祐希
脚本…遊川和彦
演出…石尾純




演出が第1話第2話を担当した映画監督の深川栄洋から「家政婦のミタ」も担当した石尾純に代わったことでテレビドラマらしいベタさが強まりました。





イヤだイヤだと言ってても、ヒロ(天海祐希)が婚姻届を出し、果ては披露宴をやる羽目になる過程がドタバタコメディ的にテンポ良く描かれました。





脚本家の主張がやたらと前面に出ていた「○○妻」よりだいぶ薄まって、見やすい作品になってきています。





脚本の出来が特別いいわけではないんですが、キャストの演技力で面白く持って行ってるという印象ですね。




超治(沢村一樹)の母親(富司純子)なども、他の役者がやったらなんだ?この母親は!と嫌悪感しかわきませんが、





富司純子だとえげつなさが薄まって、どこか許してあげてもいいような気になる…
役者さん自身の持つ品の良さみたいなことですね。





それは沢村一樹にも言えることですが…。





ぶれずに生きてきたヒロがぶれ始めた様子を楽しむドラマになってきました。





内田有紀の役はますます要らなくなってきてます。





今回の評価は…4